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平成26年第4回定例会(第2号12月12日)

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  1. 広陵町議会 2014-12-12
    平成26年第4回定例会(第2号12月12日)


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    平成26年第4回定例会(第2号12月12日)           平成26年第4回広陵町議会定例会会議録(2日目)                平成26年12月12日             平成26年12月12日広陵町議会              第4回定例会会議録(2日目)  平成26年12月12日広陵町議会第4回定例会(2日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、14名で次のとおりである。    1番  堀 川 季 延          2番  谷   禎 一(副議長)    3番  吉 村 眞弓美          4番  坂 野 佳 宏    5番  山 村 美咲子          6番  竹 村 博 司
       7番  奥 本 隆 一          8番  吉 田 信 弘    9番  坂 口 友 良         10番  青 木 義 勝(議長)   11番  笹 井 由 明         12番  八 尾 春 雄   13番  山 田 美津代         14番  八 代 基 次 2 欠席議員は、4番  坂 野 佳 宏(午前中のみ) 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  中 尾   寛   教  育  長  松 井 宏 之     企 画 部 長  植 村 敏 郎   総 務 部 長  川 口   昇     福 祉 部 長  宮 田   宏   生 活 部 長  池 端 徳 隆     事 業 部 長  北 橋 邦 夫   危機管理監    村 田 孝 雄     上下水道部長   堀 榮 健 恭   クリーンセンター所長           教育委員会事務局長            松 本   仁              奥 西   治 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   阪 本   勝   書     記  鎌 田 将 二     書     記  津 本 智 美 ○議長(青木義勝君) ただいまの出席議員は13名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M.10:01開会) 日程番号      付 議 事 件  1 議案第59号 広陵町立幼稚園預かり保育条例の制定について  2 議案第60号 広陵町保育の必要性の認定基準に関する条例の制定について  3 議案第61号 広陵町特定教育保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担等に関           する条例の制定について  4 議案第62号 広陵町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支           援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める           条例の制定について  5 議案第63号 広陵町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基           準を定める条例の制定について  6 議案第64号 広陵町議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正することについ           て  7 議案第65号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正す           ることについて  8 議案第66号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正す           ることについて  9 議案第67号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて 10 議案第68号 広陵町国民健康保険条例の一部を改正することについて 11 議案第69号 広陵町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正           することについて 12 議案第70号 平成26年度広陵町一般会計補正予算(第4号) 13 議案第71号 町道の路線認定について 14 一般質問 ○議長(青木義勝君) それでは、議事に入りますが、質疑については、申し合わせにより、所属する常任委員会の案件については行わないように、よろしくお願いをいたします。  日程1番、議案第59号、広陵町立幼稚園預かり保育条例の制定についてを議題といたします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程2番、議案第60号、広陵町保育の必要性の認定基準に関する条例の制定についてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  3番、吉村さん! ○3番(吉村眞弓美君) 済みません、1点だけお願いなんですけれども、この60号について、参考資料で新制度による月額利用者負担額という一覧表をいただいているんですけれども、いろんな方に説明等を申し込まれる場合がございまして、できましたら委員会までに他市町村の利用者負担額ですね、案としてでも結構ですので、比較できるような一覧表を用意していただけたらなと思いますので、お願いできませんでしょうか。 ○議長(青木義勝君) 宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 60号では保育の認定制の基準についてで、今、おっしゃっているのは多分61号のところの利用のことかと思います。資料を、また段取りをさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) よろしいですか。  ほかに質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程3番、議案第61号、広陵町特定教育保育施設及び特定地域型保育事業利用者負担等に関する条例の制定についてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程4番、議案第62号、広陵町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程5番、議案第63号、広陵町地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に関する基準を定める条例の制定についてを議題とします。  本案について質疑に入ります。
     質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程6番、議案第64号、広陵町議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定しました。  次に、日程7番、議案第65号、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程8番、議案第66号、教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程9番、議案第67号、一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定をいたしました。  次に、日程10番、議案第68号、広陵町国民健康保険条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  それでは、次に、日程11番、議案第69号、広陵町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正することについてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をいたしました。  それでは、次に、日程12番、議案第70号、平成26年度広陵町一般会計補正予算(第4号)を議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 議案の66ページに、委託料ということで、クリーンセンターの死亡事故と、それについての訴訟行為の委託料を162万円いうことで計上されております。これは被告としましては、シルバー人材センターと、それと広陵町が被告とされておるんですけども、この162万円という弁護士費用に関しましての内訳、シルバーさんとの持ち分になるのかどうなのか、その辺、わかる範囲で結構ですが、お答え願いたいと思います。 ○議長(青木義勝君) 川口総務部長! ○総務部長(川口 昇君) 今回の訴訟行為委任事務委託料、弁護士の費用でございますが、着手金ということで御理解いただきたいと思いますが、費用の総額、賠償請求の額が大体3,000万円ということでございますので、それの10%ということで300万円ということで、シルバー人材センターと折半というような形で、それの消費税分を計上させていただいております。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) 2番、谷議員! ○2番(谷 禎一君) 先ほど、これは着手金だというふうにお答えしていただいたと思うんですけども、そしたら一応訴訟が終わりましてですね、向こうへ、成功報酬になるのかどうかわかりませんが、報酬を支払うときには、この分にプラスが出てくると。あくまでも、この162万は基本的に着手金であって、シルバー人材センターとどれぐらいの持ち分になるかわからんけども、それは持ち合いして支払うという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(青木義勝君) 川口総務部長! ○総務部長(川口 昇君) お見込みのとおりでございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、ほかに質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) それでは、質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を総務文教委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は総務文教委員会に付託することに決定をいたしました。  それでは、次に、日程13番、議案第71号、町道の路線認定についてを議題とします。  本案について質疑に入ります。  質疑ありませんか。           (「なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 質疑がないようですので、質疑はこれにて打ち切ります。  お諮りをします。  本案を厚生建設委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は厚生建設委員会に付託することに決定をしました。  それでは、次に、日程14番、一般質問を行います。  質問の通告書がございますので、これに従って発言をしていただきます。
     なお、議事進行の都合上、質問の要旨は簡単に、また答弁は的確にお願いをします。  質問の回数は、会議規則により3回以内とし、また、申し合わせにより2回目以降の質問については、質問通告書の順序に従って、議席において一問一答方式でお願いをします。  なお、次の質問事項に移った場合は前の事項に戻ることはできませんので、よろしくお願いをします。  それでは、坂口君の発言を許します。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) それでは、年末でございますので、スムーズにいきたいと思います。  まず1番、幼稚園児の急減による園舎の活用法をどう考えるのかを問うということでございます。  既に条例でも、幼稚園ね、延長、このような非常に今までなかったことも出されております。いろんな有効法を考えているんかなあということもあると思います。  真美ヶ丘地区、幼稚園二つございます。附属幼稚園ですけど。この真美ヶ丘地区もどんどんと、私の子供が行っている時代より考えたら物すごく高齢化してきましてですね、園児も減少してくる、それも急減してくると、このようなことを聞いております。  真美ヶ丘地区の幼稚園は、非常に場所も大きくて、立派な園舎になっております。全町的にも、今、幼稚園児の減少が始まっているのではないかと。それと反対的に保育園が、保育園児、これが非常に急増していると。昨今、いろいろ問題点もあります。本町もそうですが、保育園児の急増がございます。園舎の稼働率も変わってくると思います。人の配置も変わってくると思います。  当広陵町の幼稚園、今後の見通しですね、あるいは統廃合、たくさんございます。本町でもたくさん幼稚園があるんですよ。この辺までも、やっぱり考えていく必要があるのではないか、こういうようなことも出てくると思います。  本町の将来計画、人口計画、一応、資料は出ております。これからだんだん人が減ってくると。これは避けられないようなことでございます。高齢者はどんどんふえてくると、こういうことでありますが、将来像はこれからどうしていったらいいんか、このようなことでございます。将来像はどうか、これについてまず問いたいと思います。  2番目、本町の財政計画であります。  大型事業、これから続いていきます。町債の増加予想と財政運営の見通しはどうか、このような質問でございます。  今回、中学校給食、これをやっていこうと、このようなことになります。また、役場、この本町庁舎、建てかえも見越したですね。建てかえも見据えた耐震工事、このようなことも出てくると思います。また、一番大きな問題が新清掃センター、この間、新清掃センターをつくったと思った途端、すぐ新清掃センター、5年後に何かせんなあかんと。  こういうようなことで、非常に大きなお金が要る、このようなことでございます。今後、数年間のうちに大型案件が出てまいります。山村町政も数年間続くと思いますが、山村町政、この辺ですね、どう考えていくのかと。  本町の町債は、御存じのように年々減っております。借金を返していってると。こういうことなんで、ちょっと減ってきたかなあということで、計数的にもいい計数、このようになってるんですが、今後、この必要、絶対しなくてはいけない事業なんですけどね、これによち町財政の長期計画はどうでしょうかということであります。  一番私が心配しているのは、町財政、大半が町民税なんですけど、個人さんが払っていると。法人町民税というのは、ほんまに少ない。見るべき事業所もないし、中小零細ですから法人の町民税も少ない。これが、企業城下町やったら市民税の大多数が会社が払うてると。こういうようなとこなんですが、残念ながら広陵町はサラリーマンが町民税の大多数を負担していると。非常にサラリーマンの特化したような町財政になっております。  その肝心のサラリーマン、私も65になるんですけどね、いよいよ介護保険のお世話になってですね、年金も100%いただけるということは、誰が払うてくれるんかなあという、そういう心配もあります。税負担も減ってきてると。こういうこと、これは資料的に出ております。総額の所得、町民税の主な負担者であるサラリーマン層の年収が減ってきている。メーン負担者であるサラリーマン層、年収も減少しております。これは、定年退職者がふえているのはわかります。明らかに、うちらの近所を見てもですね、確かにふえてるなあというのがよくわかります。  人口統計から見ても、財政運営人口統計の将来像と財政運営と広陵町が密接に比例してるというのは、これは財政運営上、非常にわかりやすいとこなんですわ。税を負担するサラリーマン層が減ってくる、高齢者がふえると。それで少子化であると、子供が少ないと。肝心の子供、教育をつけた子供が町外に就職する。これが、一番大きな問題でして、今では真美ヶ丘ニュータウンに残っている方は、高齢者が残っていると。主な働き手は、全部東京、大阪へ出ていっちゃうとなると、広陵町に町民税がおりてこない、落ちてこない。こういうような、ちょっと困ったことも起きております。この辺の人口統計から見ても、財政運営をどう考えていくか、ちょっとお聞きしたいと思います。  3番目でございます。  介護保険関係の地域移行による体制づくりを問うということで、今回も介護保険関係、関連の条例がたくさん出ております。余り聞きなれない条例もいっぱい出てきていると思います。これは簡単に言うと、軽い人は地域に持っていこう、このようなことで各種の条例が出ております。体制もね、これだんだん変わってくる、こういうことなんですね。人員の配置基準、あるいは、その人員の資格基準、こんなことまで変わってくるん違うんかなということです。  もう一つ、町独自、町が提供するということですね。町独自の単価設定、当然、こういうようなことも出てくると。いや、今までの国並みの単価でいこうかというなら何ら問題ないんですけど、いよいよ町独自の単価設定も出てくるん違うかと。  また、あるいは要支援関係は地域でいけと、こういうふうなことですから、支援コーディネーターなどという新職種、余り聞きなれない名前なんですけど、こういう新職種も出てきます。  町社協、今の町社協は事業主体の町社協になっておりまして、町社協というのは予算書を見たらわかりますけど、事業収入が物すごうて、本来は社協はボランティア活動を熱心にしていただくということで職員を派遣してるんですが、どうも事業収入ばかりを熱心になられて、この辺もやっぱり、これから要支援関係ボランティアへ行けと、こういうことですから、本来活動のボランティア育成、ちょっとこの辺も注目してシフトしていく必要があると思います。  例えば、ごみ出しとかいうのは、これは全部地元ボランティアとか、そういう体制でやったらどうやと、こう大きな流れが出てきているんですよ。介護保険使わんとと。そうなると、町内最大のボランティア団体というたら町社協に間違いありませんからね、だから広陵町の助成金が入っているんですよ、社協に。社協に行っている職員さんというのは町が派遣して、人件費は町が見てるんですよ。これ見てもろたらわかりますけどね。職員さんが座ってます。また、OBの人も座ってます。あの人件費、どこから出てかなって、こういうふうなこともあり、やっぱり本来業務のね、そろそろボランティアに専従していただく必要があるのではないか、こういうようなことを思いますね。  地域移行に伴う新体制づくりというんですか、この新体制づくりの準備はどうか。来年の平成27年4月から、いよいよ、ちょっと延びて29年、いろいろあるんですけどね。そろそろ具体的に動きを出していかなあかんということになっております。体制づくりはどうでしょうかということであります。  4番、本町公教育の発展対策を問うということであります。  本町中学生、昨今ですね、いろいろレベルが示されました。奈良県も実は教育県なんですわ。大阪にお勤めする人は、結構、奈良県民多いんですよ。御存じのように、教育熱心です。ピアノを持っている家庭、これ全国一なんですよ、奈良というのは。非常に教育熱心なとこです。ですから、奈良県の教育の平均というのは全国より高い、当たり前の話です。これはわかるんですよ。  その奈良県、高い奈良県の平均より、さらにまだ広陵町の平均が、これは正直言うて、あれは私立の進学中学並みのレベルですよ、あないになっちゃうと。1割、10%以上のアップなんていうのは、公教育、いわゆる公立中学で、これは非常に珍しいです。公立中学校というのは全員入ってきますからね、これは非常に学力は全国でもトップであります。これは、紛れもなく歴然とした事実であります。昔風に言うと、いわゆる文武両道なんて言うたんですけどね、私らの時代は。昔の人は文武両道で、関係者の長年の努力の成果であります。教育長を初め関係先、非常な努力があった成果であると。広陵町の誇りであります。私思うのは、これを起爆剤としてですね、広陵町は教育都市であるということで新たな人が、高所得者が入ってくるん違うかと、このような期待もありますからね。こういうようなことです。  本町は見るべき大企業がなくて、サラリーマン中心のまち、このようなことであります。教育都市で発展をという、この辺でちょっと名前を売り出す。引っ越しするなら広陵町ですよと、奈良県下でもトップですよと。無理して、そんな私立の中学校を、高いお金を払って私立の中学校へ行かんでも大丈夫ですよというふうなレベルであると思います。使命がございます、広陵町の教育体制。  教育の出発は、幼稚園、保育園からであります。一貫した教育というんですけどね。だから私立大学というのは、附属の幼稚園から持っているんですわ。一貫して教育を行うということであります。一貫した体制が今日の成果につながると思うので、学力のみならず体力ともトップを保つ、その対策はどうかということを教育長に問いたいと思います。  以上、4点でございますので、お願いします。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁を願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、坂口議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず、初めの幼稚園児の急減による園舎の活用法をどう考えるのかという御質問でございます。  町内には、五つの小学校区に六つの幼稚園があり、広陵西小学校区には二つの幼稚園があります。  御指摘のとおり、本町におきましては、定員の総数1,050人に対して、現園児数は346人で、定員に対する園児数の割合は33%という状況であり、減少傾向にあるのは事実でございます。  教室にありましては、6園で30教室のうち10部屋が教室として利用されていない状況であります。今後、向こう5年間の入園見込み数は、380人から395人の間での推移を予想しております。本議会で上程しております「広陵町立幼稚園預かり保育条例」の制度が実施できれば、利用者の増加も期待しているところでございます。  また、空き教室については、子ども支援課の所管である「なかよし広場」や「療育教室」としての利用についても検討しているところでございます。  今後は、幼稚園の統合、幼稚園と保育園の統合や認定こども園に移行することを視野に入れ、子ども・子育て会議で議論もしていただいています。また、検討ばかりでは進みません。決断する時期に来ていると考えています。保護者や地域の皆様の御意見も考慮しながら進めてまいりたいと思います。  2番目の大型事業が続くが、町債の増加予想と財政運営の見通しを問うという御質問でございます。  本町の地方債残高は、繰上償還や低利な地方債への借りかえなどにより、平成21年度をピークに減少し続けていますが、平成25年度末現在におきまして、普通会計ベースで117億円、下水道事業特別会計で80億円と、いまだ将来にわたって多額の債務を抱えている現状にあります。  また、地方公共団体の財政の健全化を判断する指標である実質公債費比率も、平成25年度には13.3%と、前年度よりマイナス0.7%改善されてはいますが、依然として全国平均を上回っています。  このような中、今後の中学校給食の実施を初めとする大規模事業につきましても、財源につきましては多額の地方債を調達することとなりますが、将来の町の財政運営に及ぼす影響を鑑み、国庫補助制度の活用だけでなく、充当率や元利償還金に対する交付税措置などにつきまして、有利なものを借り入れできるよう、対象事業の精査をしてまいりたいと思います。  また、来年度にかけて公共施設等総合管理計画を策定し、新しい地方公会計制度における固定資産台帳の整備と連携させながら、公共施設等の維持管理、修繕及び更新等に係る中長期的な見込みを算出することで、現在策定中であります本町の中長期的な財政計画に及ぼす影響を見きわめてまいりたいと思います。  なお、議員御指摘のとおり、本町におきましても、今後、少子高齢化の一層の進展に伴い、サラリーマン層が減少し、その反面、年金受給者層が増加することにより、歳入面では個人の町民税につきまして大幅な収入増は見込めないことが予想され、また、歳出面では今後も扶助費などの社会保障費の大幅な増加が予想されます。  今後も、事業の選択と集中をより一層進め、限られた財源を効率的かつ効果的に配分しながら、将来にわたって持続可能な財政運営の確保に努めてまいりたいと思います。生産年齢人口をふやし、税収増加を図る取り組みもあわせて行うべきであり、住宅政策に加えて、企業誘致や起業支援、農業振興など、元気なまちづくりの取り組みが必要と考えています。  3番目でございます。介護保険関係の地方移行による体制づくりを問うという御質問でございます。  6月の法改正により、要支援者の訪問介護及び通所介護は、平成27年4月から新しい総合事業に移行することになります。国は、市町村に対して移行期間を設けておりますが、完全実施の期限を「平成29年4月」までと明記しています。  移行に伴って、現行の要支援者へのサービスは「国が一律で基準を定めていたもの」ではなくなるため、単価設定等を町で決めなければなりません。また、提供するサービスの流れも、町独自で対応できるシステムを構築することが必要となります。  これらの新しいシステムの構築を短期間に具体化するためには、地域包括支援センターの機能強化が本町の課題だと考えています。生活支援コーディネーター、地域支え合い推進員などの新職種は、この地域包括支援センターを中心に組織化していきたいと考えています。  なお、ボランティアの育成につきましては、社会福祉協議会がこれまで蓄積してきたものを効率よく新システムに溶け込めるよう、関係を密にしていきたいと考えています。  社協の職員の人件費のことでございますが、原則、社会福祉協議会の負担でございます。町職員には、一旦、町から給与を支払いましても、社協から戻していただいております。ただ、交付税算入分と町業務をお願いしている部分については、町が負担をさせていただいております。  また、12月の広報とホームページにおいて、「広陵町介護予防リーダー養成講座」の募集を行っていますが、これは畿央大学の協力により、住民が主体となる活動の一つと位置づけています。来年度からは、意欲のある住民を発掘していき、多様な可能性を持った地域資源を見つけていく努力を継続していきたいと考えています。  今後は、現在実施している予防事業を再度精査し、継続していくものと再構築するものとに仕分けをし、将来の移行に向けた体制づくりの準備を急ぎたいと考えています。  4番目は、教育長がお答え申し上げます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 坂口議員の質問事項4番目、本町公教育の発展対策を問うに対する答弁といたしまして、子供の発育発達を継続して見守ることが、心身を健やかに育むために重要な視点となります。  現在、幼稚園では、体を動かす楽しさを多く体験できるよう、園児及び教諭を対象に体育指導の専門講師を招いて、年間8回、マット遊び、鉄棒遊び、跳び箱などの実技指導を行っています。また、未就園児、保護者にも幼稚園園庭を開放し、安心して運動できる環境の場を提供しています。  今後、幼小連携をさらに深め、幼稚園教育から小学校へのスムーズな移行ができるよう取り組みを深めていきたいと考えております。  小学校高学年のスポーツテストにおいては、中学校教員を招き、指導、助言、補助をいただくなど、小中連携も図っております。  また、学習面においても、本町が従来から取り組んでいる「早寝・早起き・朝ご飯」を、学校、園、家庭と連携し、体力向上、学力向上につなげていきたいと思います。  今後におきましては、全国学力・学習状況調査結果をもとに、児童の基本的な学力及び基礎的体力を身につけさせるとともに、それぞれの課題について分析を進めながら、校区においてはかなりのばらつきがございますが、現在の水準よりもさらなる向上を目指すものでございます。一方、教員の資質については、研修に積極的に参加させ、指導力の向上を図ってまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして2回目の質問を受けます。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) 1番の幼稚園でございます。  今、数字が多くの議員さんの方にも気づいていただいたとは思いますけど、定員の3分の1、それで30教室あるんですよ。うちは六つありますからね、この町内に。30教室の間、二つがあいている、何も使ってない。いや、3分の1、10教室を使ってないと、空き部屋であると、このような状態でございます。  これは、実は長い間、放置、今、急に始まったわけではなくてですね、前から空き教室がずっとあったんですわ。それでね、前も、私聞いたことありますけどね、そろそろ統廃合も考える必要があるんじゃないかと。六つありゃ、園長先生が6人、いや知りませんけど、いてるんかわからんけど。そういうことを民間から考えると、非常にぜいたくな使い方をしてると、許されているというのが実態だったんですわ。  だけど、今、教育部門においても、今回、幼稚園の延長、幼稚園の延長ということが条例で、どうも言葉が幼稚園というのと保育というのは一対になって、余りすっきりせんですけどね。幼稚園で延長保育すると。お母さん方のとり方なんですよ。幼稚園の延長保育をするということで条例でいうてるんで、それは置いときまして、町長、非常に御回答をいただいているんですわ。  実は、なかよし広場やとか、療育教室とか、これは非常に法的に難しいとこがあるんですよ。幼稚園というのは学校ですからね、学校の中でそんなもんできんかいというような話もあると思いますけど、このまま放置することはできないと思います。いつまでも、そんな空き教室を置いたままですわということもできないと思いますので、具体的に、ここにも書いてありますわ。検討ばっかりでは進みませんと、こういうようなことをおっしゃってます。  今回、いろんな条例が出てきましたので、条例、それから多分来年4月1日と思うんやけどね、本格的に動き出すと思いますので、ちょうどいいので、タイミング的にもいいので、たくさんの関係条例が出てるんです、保育にしろ何にしろ。ちょうどタイミング的に、これ見直す必要があると思います。幼稚園についての統廃合とか、今、言うた空き教室の対策とか、これ何もほかの条例が出てへんのに、ここだけ閉めんねんというたら、また反対とか、こういうふうな答えが出てくるのがわかってますのでね、そうじゃなくて、広陵町の体制を新しい体制に進めていくと、幼稚園体制も新しい体制に進めると。その受け皿は、ちゃんとこういうふうに準備できてるよというのを、ちょっと示していかないけないと思います。  PTAの方も、だんだん親が減ってくるとね、確保も十分できへんと。正直な話、こういうようなこともチラシが回ってました。今までできてたことができなくなりますから、リサイクルもどうやこうやとか、見てて、あら、やっぱり減ってるんやなあというのが実感してわかってきました。  そういうようなことで、今、条例の改正をし、12月いっぱいにつくります。これは来年4月から本格的に動き出しますので、将来を見据えたスケジュールを、こんなんいつまでもほっとけませんので、どうですか、町長、その辺の。  要するに、町長が「見直しやります」と言われる。これは絶対統廃合って無理なんですよ。統廃合をしますとかね、すぐ減らすという意識じゃないんです。今、余してるんですよ。これを有効利用していくという意識に変えてもらわんと、いやそんなもんやめられたら困りますわという話がすぐ出てまいります。  いずれにしても、この管理費は全部町が負担してますので、その辺もちょっと町長、どうでしょうかね、地域の皆さんの御意見も考慮しながらということで、検討ばかりでは進まんという正直な回答が出てますので、その辺の具体的な、ちょうど来年の4月、全て介護保険も新しい体制になってしまうんですわ。ちょうどええタイミングですので、その辺の町長の考え。もう今しかないですよ。これ、このタイミング逃したら、また、なかなかこれ難しいという話になってきますので、どうですかね、町長のかたい考えをお聞かせください。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 確かに、おっしゃるとおりでございます。検討をさせていただいて、できれば北保育園と北幼稚園、北保育園の問題もありますので、北幼稚園と北保育園をあわせたこども園を27年度に設計をさせていただいて、28年度に整備をするというスケジュールはどうかということで、具体的に議会のほうにも提案をさせていただきたいと思います。27年度当初予算に向けて、準備を進めていきたいというふうに思います。  西幼稚園と西第二幼稚園につきましても、1年おくれで統合をして、こども園にすると。北保育園、北幼稚園は、幼保連携型のこども園に想定をいたしております。西幼稚園、西第二幼稚園は、幼稚園型のこども園を考えてはどうかというふうに思っております。  次に、真美ヶ丘には2園の幼稚園がございますが、これをこども園化するかどうか、こども園化にするとしても、幼稚園型になるかというふうに思います。こども園にすると、子供たちの給食の問題も出てまいりますので、幼稚園型のこども園であれば、給食はセンターから配食も可能ということになります。幼保連携型・保育園型にしますと、給食は、その園でしなければならないという規制がございますので、それぞれ対応の仕方が異なってまいります。そういう細かいことを、今、職員のほうで協議をしていただいている、関連部署で協議を進めてもらっておりますので、その答えを出して皆さん方に情報をお出しをして、議会で議論をいただいて決めていきたいと思います。  問題は、地域、保護者の声でございます。私、申し上げたいのは、子供たちのためにどうすべきかという視点に立って議論をしていければいいのかなというふうに思いますので、保護者にしっかり、この制度をPRするというのも行政の務めというふうに思っておりますので、議員の皆さん方も御協力いただければありがたいと思います。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは3回目の質問を受けます。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) その考えは、非常にいいと思います。幼稚園と保育所の大きな違いは何やというたら、あと法的な問題、話になると、要するに調理室をつくるかつくへんかだけの話なんです、簡単に言うと。それで、みんな幼稚園の経営者の人が悩んでいるんですよ、現実問題として。だけど、本町は、今回、センター方式でいけということで、給食というのを進めていこうということに動き出してます。  実際に、お母さん方の話を聞くと、やっぱり「してほしいなあ」と、「助かるんやけどな」と、幼稚園へ行っても、「あったほうが助かるんやな」と、それで何か昼ごろ帰ってきて、迎えに行ったら、何かえらい早いこと迎えに行くんですけどね。お母さん、「それもちょっと、もうちょい何とかならんのかね」と、こういう話です。一応、家にいてるということなんですけど。「もうちょっと何とかならないの」と、「いやいや、やはりちょっとお昼を過ぎると給食の問題が出てきますから、食事の問題が出とるんですよ。これがちょっとね」ということで、なかなか、今、足がとまっているのが現実です。  しかし、法律が変わりまして、幼稚園型とか、保育所型、いろいろと出てきましたので、その組み合わせ、その組み合わせによって、また新たな展開が真美ヶ丘でできると思います。現実問題からいうと、今まで真美ヶ丘のお母さん方は専業主婦が多かったんですよ。お父さん、収入が結構多いというので専業主婦もよかったんですけど、今、本当にほとんどの方、お仕事へ行かれてます。その辺の流れが、私らの家内の時代から比べたら、確かに変わってきたなというのが、ひしひしと。要求もそうなんですわ。「何とかやってちょうだい」と、こういう話でして。  非常に町長はいいアイデアが出て、来年早々、4月、そういういいアイデアが出ましたので、具体的に進めていただいて、自信を持って提案してください。親の方は反対する方はいないと思いますよ、親も助かります。助かるじゃないけど、そういう御要望が出てますから、それに応えてという形で提案型ということをしていただいたら、私もちょっと頼まれ、「ちょっと一遍聞いて」ということで、私もまた広陵フォーラムで、別に私やりましたと言うんじゃないですよ。こういう町長のすばらしいアイデアが出てきたということでPRをしたいと思います。親の方が待っておられますので、その辺をよろしくお願いしたいということで2番目に行きたいと思います。  大規模事業が続きます。御存じのように、200億ぐらい広陵町は借金があるんですけど、貯金も二十何億ある、これはわかってるんですよ。ただ、どうしても借金の額のほうが大きいということであります。一つはそれ。  二つ目が、全国平均より、まだちょっと借金が多いと。それは、周りよりはましなんですよ、上牧や高田よりは数字的にはましやと、こういうことになっております。ただ困るのが、私、真美ヶ丘に住んでてよく思うのは、税金負担者、主な納税負担者が物すごく高齢化してます。それをどうして、税負担と借金とのバランスなんですけど、それをとっていかなきゃいけないかと、こういうことを考えております。  今回、町長の回答にも出ておるんですけど、確かにサラリーマン層がいて年金受給者がふえると。一応、年金もらっても私も税金を払うんですよ。年金もらっても税金を払え、これは安いですから、年金の税金というのは。ですから、私も急に貧乏くさいことになるかわかりませんけど、65になって年金生活やと。  こういうことなんで、ちょっと心配してまして、この財政計画、今回具体的な数字が出てないんですけど、一つは収入をふやすとなれば、企業誘致、それしかないんですわ。非常に農地が広いですから、たくさんの地面があります、広陵町は。利用してない、高度利用をしてない地面がたくさんあります。それが一つ、ふやす。もう一つは、大阪近辺のサラリーマン層の方に入ってきてもらう。二つがあると思います。  企業誘致というても、なかなか大企業は来られません。全国のいろんな特区の情勢を見ると、IT産業とか、そういう高度な処理をする会社、別にどこに置いてもいいんですので、会社は。インターネットで仕事ができますので。  広陵町は、最後に言うんですけど教育都市として、これはほんまに売り出さんともったいないですわ。多くの方は、子供の教育を心配するんです。例えば、大阪から見たら、そんな田舎へ行って、ほんまに子供の教育は大丈夫かなと、こういうふうなことで、なかなか引っ越しに二の足を踏むというか、これが現実なんです。私もそうやったですよ。えらい田舎やなあと思ったが、いや、だけど土地広いわなんか思ってですね、高い土地買ったんですけど。だけど、教育は心配ありませんと、お子さんの教育はちゃんと公教育でちゃんと別段心配せんでもね、私立へ行かんでも大丈夫ですというは、これは非常にこれからちょっとPRしてほしいんですよ。  PRして、今、言うてる財政のちょっと大型物件が続きますので、大型物件が続きますので、その辺の借金の返済、投資できるという見込み、主力は、やはりサラリーマン層の主力を置いてもらわんとしゃあないんで、その辺の関連から、借金を減らすについて、新規事業ということで関連あると思います。その辺の新規の企業の誘致。  前々から来る来るとか、いろいろ話は聞いたが、なかなか余り工事も進んでないわけないんやけど、町長の近くの場所なんですけど、具体的には収入増等を見据えて、現状はどの程度進んでいるのですか。北の萱野の地区でも再開発、いろいろ聞いてるんですけど、どうも具体的には見えないんですが、大体その辺は、収入増を目指して、進みぐあいとか、町長のアイデアとか、どうでしょうか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。
    ○議長(青木義勝君) 答弁。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 私の近くに、カインズホームが進出するという計画があることは、今も継続いたしております。あと用地の地権者と一部まだ解決に至ってないところがありますので、出発できない。ただ、カインズさんは、「地元にあと1年、農地つくってください。その先は事業をさせていただきます」という意志は表明はされております。ただ、そのとおり進められるかどうか、いろんな要素を整理しないと確定したお答えはできないと思いますので、今はそんな状況でございます。  企業誘致も、しっかりしていきたいと思います。沢地区にもプラスチックの千代田物産さんがお越しをいただきまして、地元で雇用をしようと、地元の沢地区で説明会もしようというようなことも考えていただいているようでございますので、来ていただきますと、税収以外にやはり雇用も発生するということで、しっかり企業誘致条例を生かしてPRをしていきたいと思います。  企画のまちづくり推進課長が、箕面市の市長の話を聞いてきてくれました。まちづくりのPRの仕方を学んできてくれまして、箕面市のホームページを見ますと、箕面市に住むとどういうメリットがあるのかという情報の発信の仕方をされているようでございますが、よくよく見ると、中身は広陵町と余り変わらない。変わらないものをPRの仕方でこれだけ変わるということも感動したそうでございますので、広陵町のホームページの工夫も、今、見やすいように変えたと思っておりますが、ほかと比べると、やはり古くなってきているようにも思いますので、新しい広陵町のホームページに衣がえをさそうと、今、準備を進めております。  いろんな機会を通じて、広陵町をPRして移り住んできていただくPRも必要だと思います。しっかり、そのことも産業全般にわたって振興する施策、議会からも提案をいただいて、行政施策として実現できるものは取り入れてきたいと思いますので、しっかり提案をお願いをいたしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目に移ってください。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) それで結構でございます。広陵町は、進むべき道が決まっているんですよ。一つは、今、言っている新規企業。もう一つは、今、言うてるサラリーマン層。この二つが、主力の税負担者になってくる。これは、歴然と示されております。農業では、御存じのように、農業で町民税を払っている人は、わずか数名と。農業所得ですよ、農業所得では、なかなか農業で広陵町というのはなかなかしんどいですね。農業所得者の支払い、私、数十人ぐらいいてるんかなあと思うたけど、少ないです。ですから、やはりメーンはサラリーマン層ということになると思いますので、ひとつ具体的な案が出てきましたら、どんどんと提供していただきたいと思います。  3番目、介護保険であります。  3番目の介護保険、ちょっと先ほど人件費、一応、町が払うて後から社協から戻してもろてるんやと、こういうようなことを聞きました。そうやから、社協自体が人件費を払わなあかんから、事業に一生懸命になっとると。わかるんですよ。それを払わなあかんから、どうかなという規模でするんです。  それは、ちょっとさておいといて、体制が一変します、来年4月以降。それで、平成29年4月には、全員せえと。こういうことは、先が決められているんですよ。じゃ具体的に来年4月1日に何かスタートするという町の条例の改正も出てこなあかん。今、言うてる町の単価はどうやこうや、何かこういうようなことも出てきたり、体制はどうやとか、組織をちょっと動かさなあかんねんとか、人はどうやとか、研修はどうやとか、このような来年4月1日から始まります、具体的に。そこで、いろいろ考えてもらってはおります。介護予防リーダー、こんなん畿央大学と一緒にやっていこう、非常にいいことと思います。  具体的に、皆さん方が知りたいのは、外れて町にゆくよというのは来年4月1日から始まりますよというのは、これはわかってきてるんです。じゃ残りどうなるのと、こういうふうな話でして、その辺、町のいろんな広報とかを見てるんですけど、いや別段心配することないよと、今までどおりよと。言うたら一番何の心配もないんですけど、変わることがあれば早目にやってもらわんと、また要らん心配が、「うちとこ要支援やわ」と、「こんながどないなるんやろうとか」ね、要支援関係、この条例でも今回出てますから、いろんな包括をどないするとか、いっぱい出ております。関連づけられて、その辺のPRもそろそろしていってほしいなと思います。  私は、たまたま事業をしてるから、そういうことはたくさん聞くんです、お年寄りからですよ。中には、「そんなん市町村へいったらなくなるで」なんていうふうなPRをする人も出てくるかわからへんから、そうじゃないですよという安心の、これからの地域に根差した介護保険の活動というスタンスで、ちょっとPR活動もしていただいたらうれしいかなと思います。その辺の考え、どうですかね、部長さん、お願いします。何か来年から。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) おっしゃるとおりに、27年4月から、できるとこから新しくスタートしなさいと。29年4月には、全市町村が完全に移行していきなさいよという制度だと思います。  本町も、現在の町の資源、施設なり人材なり、いろんな資源を洗い出しをし、新制度に向けて足りているもの、足りてないものの調査をし、足りてないとこについては今後どういうサービス、また人材を確保していかなければならないかという計画を今つくっておるところでございます。また、第6期の介護保険事業計画においても、策定委員会において種々議論をいただいて策定を進めているところでございます。  ただ、大きく変わる制度になってきますので、議員さんがおっしゃるように、住民の方にしっかりとPRというか、制度を知っていただく体制をとる。また、広報等、ホームページなどで周知をさせていただくということが必要かと思います。  また、事業所、施設の方ともしっかりと話をし、お互い情報の共有をしていく必要があるかというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目の質問です。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) ありがとうございます。私も、ことしで12月28日に65になってね、介護保険証が来るんですよ、来年になったら早々。いよいよ私が高齢者、こういうようなことになりまして、自分の身に迫ってくるとやっぱりわかってきます。どういう制度やら、ちょっと勉強しようなんていうて、これは正直にほんまですよ。そんな話、若いとき全然考えなかったです。  ところが、何でやというと、おもしろいんですね。私、今、社会保険を掛けているんですよ。ほんなら、健康保険と介護保険と一緒に取られます。おかしいのは、介護保険は別個で、健康保険だけ払いなさい、こう来てるんです。介護保険なんて、そっちから来るということやで。あれっ、こんなことやっぱり制度的にもちょっと変わってくるんやなと。普通、60や61は、健康保険と介護保険とがミックスで引かれるんです。御存じのようにミックスに引かれるんですよ。ことし12月で、65になるでしょう。先月、通知来て、介護保険は何か安いなあと思うたら、介護保険のほうはゼロになって、後から町から来るねん、これ。そういう制度になっているんです。初めてわかったんです。  ですから、ええほんなら私にも、ミックスやったら安いけど、急に私に何か1万円、これあかんの違うかなという、そんな要らん心配もしてきて、いや、下がるか上がるかそれは知りませんで。どうやろうな、一緒くたに引かれとったらわからへんで。多分、安いと思いますわ。健康保険と一緒に引かれたらね。ところが、次に単独で来るでしょう。単独の後、何ぼか来るはずですやん。あなた、はい介護保険何ぼよと来たときに、ええこんな上がるのとなるか、いや安いわ、ちょっとわかりませんが、いずれにしても自分の身にほんまにきました。  きましたので、宮田部長、ちょっと頑張っていただかんと、だんだん高齢化きてますので、ちょっと心配のない、お年寄りを大事にと、私もお年寄りになりますね。お年寄りを大事にということで、お仕事をお願いしたいと。これはお願いですので、また来年4月から、出ましたら、その辺のPRもよろしくお願いしたいと思います。  4番目でございます。  これは、私が広陵町に引っ越しした23年前から、いろいろ考えてたことでございます。いわゆる教育の問題。  私も、広陵町へ引っ越ししたのは、環境がいいということで引っ越ししてきました。それまでは、當麻町の尺土団地、会社の団地なんですけど、そこにいてたんです。ここの分譲があるよというて、正直ここも見ました。よそも見ました。都心のマンションいいなあと。神戸も行ったんですよ。神戸はいいなあ、神戸へ行ったら何がいいんや、いわゆる教育ですわ。神戸もいいかなと。こういうことでして、やっぱり最終的には、ここ環境がいいなあということを選びまして、やはりそれは間違いではなかったと、合ってたと思います。  今日のこの教育のすばらしい結果を見まして、やはりそれを維持していくのが非常に大変。これは、どこも言うてます。これを維持していくことに非常に力が要るということで、今回、教育長からいろんな小さい間から、こういうふうなことで力を入れていきたいという御回答をいただきました。これはね、非常に、先ほどの箕面のPRじゃないですけど、これ当然十分誇るべき成果ですから、うちはこういうふうに教育体制もしっかりしてます、町のパンフレットを見ても教育体制しっかりしてますとか、心配ありまへんとか、なかなか教育部門というのはPRしにくいんですわ。公教育というのはね。私立はできますよ、うち進学率はこうやというのは、それは簡単なんですよ。  だから、公教育でも、これPRしていただいたら、今、言うてるような魅力のあるまちとして、いろんな有力な方のお引っ越しにもなるのではないかなと思っています。特に、本町はちょっと、こじんまりしたとこですので、小さいころからちゃんと中学生まで見れる場所なんですわ。その子が、だんだん大きくなってくるというのが追いかけられる、これは非常に珍しいんです。都会の人、皆、転勤や何やらで大き過ぎてわからないと。うちの場合は、ちゃんと小学校、幼稚園どうやったというのは上のほうにつながっていくと。普通、全部小学校へ入ったら来るんですよ。幼稚園の状態どうやったとかね、中学へ行ったら小学校はどうでしたかと、ちゃんと来るんですよ、通知がね。知っていると思いますけどね。それができるのは非常に珍しいです。  通常は、上がってやめちゃうというの結構多いんですよ、引っ越しあってわからへんと。育成歴はどうかだと、こういうことになるのですけど。本町は、一貫した教育ができるまちであります。中学までは十分公教育で心配することはありませんよというPRも狙いながら、家庭と連携し、体力向上、学力向上につなげていきたいと思いますということで、非常にいい回答をもらってますので、これの勢いをずっと長く続けていただきたい、こんな思いを持っております。  ただ、一つだけ心配なのは、御存じのように不登校が多いというのはこれそうなんですわ。これが非常に多くて、1クラス分おらんと。この辺を、あと教育部門、ことしから臨床心理士の先生に来ていただいてますので、臨床心理士の先生、ずっといてられるようにやってくださいね。そうせんと、四、五年なんか現場で力をつけたら、すぐ大学の教諭にかわっちゃうの結構多いんですわ。ですから、本町、5年、10年と臨床心理士の先生が、その子をずっと追いかけて、発達心理をやるという体制を、今まで私そんなことを言わなかったんですけど、職員ちゃんと一生いてくれよということは言わなかったんですが、特に教育部門の先生、そういう特別の能力のある先生については、ずっと10年、20年見ていただきたいという思いがあります。そのようなことも踏まえまして、この状態を維持していくということの、今言った人員、人の専門職も入れて、その体制について今後も続けていける、どんな体制があるのか、考えてるのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。  教育長がかわって、何かレベルダウンしたというのはえらいことですよ。教育長の時代に上がったんですよ、今の松井教育長の時代で。それは確かなんですよ。今までたくさん学校の、こんなことを言うたら学校の先生の教育長でいてたのが多かったんですわ、御存じのように。そのときは余り発表もしませんでしたけれど、今、松井教育長になって急にぐわっと、小学校から中学ぐわっと、何でかなという私もちょっと思いをするんですけど。小学校はまあまあ、中学はこうなってますので、その辺も教育長が非常にいいアイデアをお持ちと思いますので、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(青木義勝君) 松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 一部、中学校のほうを褒めていただきました。学力に関しましては、私よりもやっぱり現場の先生、学校のその体制づくりという部分で、校長先生を含めて教職員が団結してるということで、学力の向上につきましては、かなりその辺のやっぱり先生の指導力といいますか、その辺がかなり影響してくるという部分がございます。  それと、先ほど言われました幼・小・中の地域柄で、一貫性というか、その辺のつながりが十分ございますので、その辺の幼稚園から小学校に上がるとき、また小学校から中学校に上がるときという部分で、その辺の個々の学年といいますか、その辺の状況、特徴というのがやっぱりちゃんと継続されるという部分がございます。  学力についても、その関係で、この学年はレベル高い、ちょっと低いというような、その辺も事前にわかっているところもございます。その辺も含めて、小中のほうではしっかり先生のほうが指導すると。  それと、やはり子供が学ぶ意欲というのをしっかりつけなければならないという部分で、先生の指導、子供の学ぶ力をつけるためのその指導という部分で、やっぱり先生のその資質といいますか、その教育指導の向上というのが、今後、広陵町の大きな鍵になってくるんじゃないかという部分がございます。  それと、レベルが全国的に上という部分はございますねんけども、先ほど言いましたように、やっぱり地域性がございます。やはり真美ヶ丘地区、旧村というのは、まだまだ若干開きがございます。その辺をどういうふうに克服していくかということも今後の課題が残ってますねんけども、その辺も含めまして、今後、十分いろんな意味で努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目です。  9番、坂口君! ○9番(坂口友良君) 非常に現場の先生の御努力は、大きいと思います。それをコントロールする教育部門というのは、すばらしいもんやと思います。最終的に、町長が町長のその指導力、いかんなく発揮して今日の姿が出てきたと思います。そのためにも、今後もこの教育、教育に力入れる。残りは教育なんですよ。それは、老人会も力入れたらいいんですよ。それはいいんやけど、伸びようと思うたらやはり教育ですね。中国、韓国を見たら、あれはすごいというのは、やっぱりすごい教育に力を入れてるというのはよくわかります。広陵町、今後の100年の発展の大計のために、山村町長、ちょっと頑張って力を入れていただきたいなと思うことで、私の質問は終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(青木義勝君) それでは、以上で、坂口君の一般質問は終了いたしました。  次に、奥本君の発言を許します。  7番、奥本君! ○7番(奥本隆一君) 議席番号7番、奥本隆一です。議長のお許しをいただき、2項目について一般質問をさせていただきます。  質問に入る前に、さきの9月議会で一般質問をさせていただきました広陵パークゴルフ場の1日利用券プレーヤーの再入場について許可いただきましたことについて、御礼を申し上げまして、一般質問に入らせていただきます。  一般質問事項1、老人福祉センター利用日に望む。高齢者向けの勉強会を!ということで、質問に関連した事柄につきまして少し述べさせていただきたいと思います。  2013年の日本人の平均寿命は、男性81.21歳、女性86.61歳で、過去最高を記録しました。しかし、元気に暮らせる健康寿命は、男性71.19歳、女性74.21歳であります。今後、平均寿命はさらに延びると予想されます。  こうしたことから、全国的に、毎年、高齢人口はふえ続けているんですけども、老人クラブ会員数は年々減少を続けています。弊害として、クラブ役員の継承者が見つからず、解散する例が続発しているということでございます。  本町における会員数は、平成20年当時は約3,100名でありましたが、現在は2,700名程度であります。会長さんのなり手がなく、解散、休会に追い込まれているクラブが出てきており、減少傾向にあるようです。全国老人クラブ連合会は、団塊世代を含め、おおむね60歳以上75歳までの若手高齢者の加入参加促進運動を進めておられます。  後期高齢者の多い介護に若手高齢者が参加すると、おのれ自身が急激に老け込んだような錯覚に陥ると述懐されています。私も同様で、地元老人クラブに所属しておりますが、クラブの行事やセンター利用日等に参加しますと、何だか場違いのところに来たような気が否めません。  老人クラブでは、会員相互の親睦を図り、社会における共生活動を目的としています。老人福祉センター利用も、その一つで、親睦と、また安否確認の場ともなっています。  これから内容に入らせていただきます。  本町の「さわやかホール3階福祉センター」は、大小のお風呂と健康器具にカラオケありと、充実した設備が兼ね備わっています。大広間では、月のうち、おおむね19日間、単位老人クラブの利用日が日がわりで組まれており、利用者の方々は、それなりに楽しいひとときを過ごされていると思われます。  しかし、昨今、利用者の方々から耳にするのが、「食事をとり、お酒やカラオケを楽しんで帰る。毎回、こうしたパターンでいいのか。たまには何か変わった趣向を凝らした取り組みができないものか」と話されています。  これは一つの例であるんですけども、高齢者は年を重ねるにつれ身体の機能が老化しやすくなります。これは、当然です。介護や支えが必要になったときはどうしたらいいのか。また、手続は等々について種々相談をお受けすることもあります。  こうした不安を払拭するための一助に、センター利用日を活用して、利用者に予備知識を持っていただけるよう、職員の方を起用して勉強会を定期的に催されてはどうでしょうか。  質問事項2でございます。  「広陵グリーンドーム」に、いま一度活気を!!  平成14年供用開始の「広陵グリーンドーム」、雨・風をしのぎ、夏場の暑さ、冬の寒さ対策もされており、その上、冷暖房完備の休憩室も兼ね備えた町唯一のドーム型屋内施設であります。かつては、一世を風靡したゲートボール会場として日々利用されていましたが、ゲートボールの衰退とともに、今日では活気あった当時の面影は皆無となりました。現在は、月・水・金曜日の午後に、地元地区の愛好家四、五人程度の方がゲートボールをされています。また、日曜日の全日と水曜日の午前中は、身体障がい者交友会の10数名の方々が、グラウンドゴルフをされているのが実態であります。  建物の底地は借地で、毎年、多額の借地料が地元に支払われている状況にあって、グリーンドームの利用率向上に向けた積極的な取り組みが必要であると考えるがどうでしょうか。  以上、御答弁、お願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対して答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、奥本議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。  1番目、老人福祉センター利用日に望む。高齢者向けの勉強会をという御質問でございます。  答弁といたしまして、老人福祉センターにつきましては、各単位老人クラブで、おおむね月に1回程度、マイクロバスでの送迎により御利用をいただいております。また、囲碁の会等の趣味の会でも御利用をいただいております。  そのほか、単位老人クラブの利用以外にも、毎日、平均で100人を超える方に、お風呂や健康器具の御利用をいただいております。  なお、単位老人クラブの利用日につきましては、各クラブの自主活動であり、会員相互の親睦を目的とされていることから、各クラブにおいて、さまざまな取り組みをされているところです。  平成26年度において、介護予防の観点から、地域包括支援センターが畿央大学の協力を得て、「ミニ健康教室」「運動講座」を開催し、健康チェックや生活習慣の指導、運動の必要性や方法を学んでいただく機会を持っていただきました。多くの学生の方にも参加をいただき、若者との交流の場としても大変好評を得ました。また、県の健康長寿共同事業の巡回指導で、誤嚥体操なども行っております。  これらの事業は、平成26年度で試行的に実施をさせていただき、各単位老人クラブから、いずれか一つの講座に参加をいただきましたので、それらの感想や要望を踏まえ、内容を検討し、関係機関の協力をいただきながら今後も開催していきたいと考えております。  二つ目の広陵グリーンドームに、いま一度活気を!!という御提案でございます。  広陵グリーンドームにつきましては、現在、月・水・金曜日に、笠地区の方々がゲートボールを、日曜日と水曜日には、身体障がい者交友会の方々がグラウンドゴルフを楽しんでおられます。  確かに、ゲートボールの愛好者が少なくなり、一時のにぎわいは失ったものの、利用者の方々はかなり高齢化され、唯一の楽しみ、生きがいとなっておりますことにも御理解をいただきたいと思います。  利用者への配慮をしつつ、総合保健福祉会館の附帯施設でもあることから、今後は、高齢者、障がい者の方だけではなく、子育て支援や健康づくりにも利用できるよう検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして、2回目の質問を受けます。  7番、奥本君! ○7番(奥本隆一君) 御答弁、ありがとうございました。  このミニ健康教室、私、ちょうど平成19年に役場職員当時に福祉におりましたとき、畿央大学の浅野先生がちょうど来られまして、「こういったことをしたいんだ」ということで、私、御相談を受けまして、ちょうどそれから始まったと記憶いたしております。そして、このミニ教室は、学生さんの単位の修得の一つでもあるということでございました。  ということで、大広間で高齢者の方が、お孫さんみたいな方とお話をされるということで、非常に喜ばしいことでございます。ただ、こういった介護予防の観点から、こうしたミニ健康教室や運動講座等々、こういう健康寿命を延ばす一助に大いにやっていただきたいとは思います。ただ、私が知る限りでは、これらの教室、運動は年8回ぐらいだったと思うんですね。よく言えば、多くの単位老人クラブが対象になるように、回数をふやしていただければと願うものでございます。  そこで、私が1回目の質問でお聞きしたい内容、ちょっと回答がぶれているんじゃないかと思うんですけども、私が利用者の方から相談を受けたうちの一例をちょっとお話ししたんですけども、将来、介護や支えが必要になった場合、介護認定を受けるには手続等はどうしたらいいのかとか、また高齢者が直面しやすい問題点等について事前に予備知識を得たいと思っておられる利用者が、たくさんおられるんです。だから、私はそういう方から御相談を受けてですね、ですから、そういった利用者を対象に職員による勉強会をしていただけないと。職員の方は1階におられますので、3階に上がってきていただいてですね、たとえ30分程度でも利用者の方々に、そういった内容のお話をしていただけないかということで、再度、御答弁お願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) さわやかホール3階の老人福祉センターを御利用されている単位老人クラブの会員さん、または、そういうお風呂を利用されている高齢者の方に対して、職員がいろいろな事業、または制度に関する説明をされてはどうですかというような内容かというふうに思います。  今年度、先ほども申し上げましたように、さまざまな制度が変わっていくに当たって、いろいろな計画をつくり、または事業をどうしていけばいいかということを検討している最中でございます。その中で、制度について、また事業内容について決まった段階で、町民の皆様に対しての広報、PR、周知ということをしっかりやっていかなければならないということは、先ほどの坂口議員の中でも御説明をさせていただきました。  そういう中で、センターを利用していただいている皆様に対しても、どういう形でのお話ができるかということは、今後、しっかりと検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 7番、奥本君!  3回目の質問です。 ○7番(奥本隆一君) よろしくお願いをいたしておきます。  3回目の質問でございます。  本町では、今年度、参加者募集型の運動・健康教室が開催されましたですね。ひとつ、1番として健康づくりや介護予防を目的とした高齢者のための運動教室、二つ目に維持予防事業としてのいきいき運動教室、3番目に運動と栄養に関する健康ぷらす教室、4番目に住民の皆さんに元気と笑顔をお届けするための校区単位で地域を巡回する地域巡回型健康教室「広陵元気塾」等々、これらの事業なんですけども、さわやかホールにある1階の地域包括支援センターや保健センターが窓口になって開催されているんですけども、そこで私がお聞きしたいのはですね、これらの運動教室が参加者を募って地域へ出向いていかれる。それはそれで結構なことなんですけども、こうした事業が、なぜ単位老人クラブの福祉センター利用日にも利用者を対象に実施されないのか。こちらでは、参加者をわざわざ募集しなくても、また地域へ出向いていかなくても済みます。ぜひ、新年度からでも検討をいただけないでしょうか。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 先ほどの坂口議員の御質問にお答えしましたが、介護予防リーダー養成講座を現在募集をいたしております。26年12月10日から26日までの間募集期間で、事業としては1月の29日から11回、3月の5日まで11回開催をし、内容としては、畿央大学の連携をいただき、また施設の御協力もいただきながら、さまざまなことについてリーダーを養成していこうというふうに考えております。  その後、地域、または会館でのそういうリーダーの方が主となって、体操なり、いろいろなことを御指導いただき、その後、それぞれの単位が自主活動として利用されたとき、または地域の公民館等でそういうことを広げていっていただければというような形での位置づけをしながら、介護予防リーダー養成をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(青木義勝君) 奥本議員、答弁漏れございませんか。よろしいですか。
     次の質問に移ってください。 ○7番(奥本隆一君) 広陵グリーンドームに、いま一度活気を!!の2回目の質問でございます。  御答弁の中、利用者の方々はかなり高齢化され、唯一の楽しみ、生きがいとなっておりますことに御理解をいただきたいと思います。私、これは十分に理解をいたしております。  ということで、ゲートボールの愛好者は少なくなってきておりますが、利用者の方々にとっては唯一の楽しみ、生きがいとなっていることは私も、時たま拝見させていただきますので承知しております。大いに楽しんでいただければ結構かと思います。  私が言いたいのは、使用されていない時間帯を、もっと活用していただけないのかということでございます。それで質問をいたしております。答弁では、子育て支援や健康づくりにも利用できるよう検討してまいりますとのことでありますが、それはそれでよろしくお願いをしておきたいと思います。  ただね、これは結果が出るまでには多少は時間がかかるかと思います。そこで、私も理事者側に任せっ切りではなく、このようなことが考えられないかと、自分自身が思う3点を提案させていただきたいと思います。  1点目は、質問事項の1にも関連するんですけども、広陵グリーンドームに隣接するさわやかホール内、福祉センターの第2土曜日に希望者を募り、短時間でもいいからゲートボールよりもルールが簡単なグラウンドゴルフ等を楽しんでいただく。これも歩いて5分で行けますのでね。  2点目でございます。  老人クラブ連合会の定例会にお諮りいただきまして、希望される単位老人クラブで定期的にグラウンドゴルフ等を楽しんでいただく。そして、そこで楽しんでいただいて、地域のほうででも定着するようになればと私は考えているんですけども。  グラウンドゴルフは、ルールが非常に簡単で、個人競技であります。気兼ねなく、老若男女がプレーを楽しむことができる唯一の競技でございます。葛城市では、八つのグループがあり、400人強の愛好家の方がおられると聞いております。  提案1、2について、希望があればですね、私も老人クラブ連合会の支部の会のグラウンドゴルフの会員として、よければお手伝いもさせていただきますけども。  3点目でございます。  町外の希望者に、有料でこの施設を貸し出しする。私、よく映画鑑賞をするんですが、今日では複合施設の映画館、これはシネマコンプレックスというんですけど、この劇場でも貸し出しをする時代でございます。これには、いろんな制約があろうかと思われますが。  以上3点について御提案させていただくんですけども、御答弁のほど、どうでしょうか。 ○議長(青木義勝君) 宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 利用者へ、会館利用の際にグラウンドゴルフを利用されてはどうかということ。また、定例会において協議をしてはどうかということですので、老人クラブの会長さん方と、そういう話を進めてまいりたいというふうに思います。  3点目の町外への貸し出しということですが、公共施設ということであり、さまざまな条件もついておりますので、そういうことについて可能かどうか、どういう形でできるのかどうか、今後、検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 7番、奥本君!  3回目の質問です。 ○7番(奥本隆一君) ありがとうございます。  グラウンドゴルフ、これやってみると非常に楽しい。私も、最初、パークゴルフをやってて、グラウンドゴルフ、何か単純過ぎておもしろそうでないなと思っておったんですけども、実際やってみると、はまってしまうんですね。私、1番のところで老人クラブに入っておって、第2土曜日に行くと、自分自身が老けたようだという質問させていただいたんですけども、実際、今、グラウンドゴルフをやっている方は私よりもはるかに高齢者の方ばっかりで、障がい者の方もおられますけども、最高年齢の方が90歳の女性の方なんですね。この方、いまだにお元気で週に2回ほどやっておられるんですけども、私よりもはるかに上手なんです。これは、年は関係ないんですね。  ということで、一度、グラウンドゴルフというものの経験を町のほうでしてあげていただきたいと思います。グラウンドゴルフの道具は、県民グラウンドにたくさんあると伺っておりますので、それをドームのほうへ一部分でもお貸しいただいて、それで一度経験をしていただけるようにお願いをいたしたいと思います。  そして、3番のシネマコンプレックスの劇場のように、貸し出しをされているように、公共施設ということでいろいろ制約があるかと思われますけども、他市町村のそういった貸し出しをされてないかということをいろいろ御検討いただきまして、よろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、以上で、奥本君の一般質問は終了いたしました。  しばらく休憩をします。  再開は1時30分よりお願いします。     (A.M.11:36休憩)     (P.M. 1:29再開) ○議長(青木義勝君) 休憩を解き、再開をいたします。  次に、笹井君の発言を許します。  11番、笹井君! ○11番(笹井由明君) 11番、笹井由明でございます。議長のお許しを得て、本定例議会での一般質問をさせていただきたいと思います。  冒頭、衆議院議員選挙戦も終盤となりました。今回の選挙では、道半ばとするアベノミクス継続路線の可否を問うことが一番の焦点となっているように思います。景気回復、消費増税、介護、医療、子育て支援、地方再生など、数多くが山積する中で、候補者それぞれの公約、あるいはまた政策の主張から、有権者の皆さんにおかれましても政治に関心を深め、よりよい日本、そして奈良県、そして何よりも広陵町発展につなげることを願って、棄権することなく1票を投じ願えればと感ずるところでございます。  それでは、一般質問をさせていただきます。  今議会におきましても、9月議会に引き続き、住民の生活環境基盤であります道路と交通について質問をいたしたいと思います。  まず1番目、県道田原本広陵線における歩道改修の進捗状況でございます。  9月時点では、奥坪橋から西へ押しボタン式信号までの詳細設計及び一部工事を着手するというふうにも伺っております。その後、本年度も第4・四半期に入ろうとしている中で、具体的な実施設計、工法、工期等の現況をお聞きしたいと思います。  次に、質問の2でございます。  地域公共交通戦略についてお聞きしたいと思います。  まず1点、地域公共交通については、今議会で奈良交通負担金が計上されていますが、高田新家線、高田イオンモール線の存続について、運行便数、あるいはまた赤字補填額の算出根拠等についてお聞きいたしたいと思います。  2点目、過日の広陵町地域公共交通活性化協議会における議事趣旨をお聞きいたしたいと思います。また、アンケート調査につきましての報告につきまして、どのような結果になっておるか、お伺いしたいと思います。  事務局には、調査の結果資料ということで、事前に私も目を通させていただいておりますので、その辺につきましても踏まえて御答弁いただければありがたいなというふうに思います。  3点目は、今後の本町地域公共交通戦略における方向性について、元気号の運行改善計画を踏まえて、その整合性について等につきましても御答弁いただければありがたいと思います。  壇上からは、以上でございます。  よろしく御答弁願いますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁をお願いいたします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、笹井議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず、1番目の歩道改修の進捗状況についてのお尋ねでございます。  高田土木事務所からは、奥坪橋からJAならけん広陵経済センター東側の信号機までの詳細設計中であり、工法としては、セミフラットタイプへの歩道形態を変更する設計であるとのことでございます。近々、発注予定とのことであり、工事につきましては、本年度中に奥坪橋から西へ一部着手する予定であると伺っておりますので、いましばらくお待ち願いたいと存じます。  二つ目の地域公共交通戦略についてでございます。  近鉄高田駅・竹取公園東間のバス路線につきましては、9月2日に開催されました奈良県地域交通改善協議会の結果により、路線を再編・減便した上で存続させ、10月1日から運行をされています。  改正後の便数は、竹取公園東発ですと、平日1日25便が21便に、近鉄高田駅からは24便が19便となり、利用が少なかった時間帯を中心に減便となっています。  存続に係る負担金の算出根拠は、奈良交通の赤字額から国・県等の補助金を差し引いた額を関係市町で負担することとなり、この路線が関係する橿原市、大和高田市と協議を行った結果、本町の負担額は170万6,000円となりました。  なお、この負担額は平成26年10月1日から翌年9月末日までの1年間分となりますので、今回の補正予算により半期分の負担金を計上し、残りを平成27年度の債務負担行為として追加提案させていただいております。  次に、12月1日に開催した第6回広陵町地域公共交通活性化協議会では、過日に実施したアンケート調査の結果、また、今年度で策定する生活交通ネットワーク計画の骨子について議論いただきました。  生活交通ネットワーク計画は、本町の地域公共交通の体系を見直し、今後のあり方や方針、特に広陵元気号の再編に向けての方向づけを示す基本方針となり、有料化やデマンドについても意見をいただいております。  8月に実施したアンケート調査は、2,500名に配布し、1,208名から回答をいただき、回収率は48.3%となっています。町民の交通行動や利用状況を初め、費用負担やデマンド交通についての考え方などを質問しています。また、広陵元気号利用者についてもアンケート調査を実施し、114名から回答をいただきました。  これらの調査結果については、閲覧できるよう議会事務局にお渡しをしております。  今後につきましては、生活交通ネットワーク計画により目標と方針を定め、計画的に公共交通に関する事業を実施していきたいと考えております。  なお、元気号の再編につきましては、ルートや便数なども見直した上で有料化したいと考えており、運行に当たっての補助制度も活用するよう研究を進めています。  現在のところ、平成27年度において、具体的な運行ルートや運行時間の設定、使用する車両などを定めた運行計画を定め、平成28年4月から運行できればと考えています。  また、デマンド交通について、住民アンケート調査の結果では、利用意向は高くないことから、導入については慎重に判断すべきと考えていますが、定時定路線とのネットワークのあり方、真に必要とする高齢者や子育て世代の対応などについて、広陵町地域公共交通活性化協議会で、さらに議論を深めていただくこととしております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして2回目の質問を受けます。  11番、笹井君! ○11番(笹井由明君) 答弁ありがとうございました。  歩道改修の件でございます。2回目の質問でございますが、工法としては、セミフラットタイプという言葉を表現していただいております。少し、具体的にどうなるのかというふうなところをお教え願いたいというふうに思います。今、段差ができておる歩道でございますが、これをフラットにするというふうな状況にあるかというふうに思いますけれども、その辺、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。  それから、もう1点、本年度中については信号までというふうなことで設計がなされ、工事発注されるというふうな状況でございますが、信号からいわゆる役場前までの間、これについては継続的に来年度の工事予定といったものについては予定されておるかどうか、そういったことについても2点目の質問とさせていただきたいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(青木義勝君) 北橋事業部長! ○事業部長(北橋邦夫君) 笹井議員の御質問にお答えさせていただきます。  歩道の形態が、セミフラットタイプということです。現在の歩道幅、用地を確保するとか、そういったものではございません。現状の歩道部分の改良ということで、現状の歩道内の、現在車道より歩道のほうが若干上がっております。議員御存じのように、歩道自体も通行で段差があるというか、山とか平坦とか、そういうふうになっておりますが、それをフラットにすると。工法的には、車道より若干歩道部が若干上がります。ほぼ5センチぐらい上げて平坦な歩道にすると、そういう工法でございます。  ただし、歩道に面した家屋というか、業者さんというか、店舗等もございますので、それはその部分の取り合い等もございますので、その部分の出入りがうまくいくような形ですりつけをすると、そういうふうに聞いております。今年度中にですね、その該当の箇所の地権者の方に御協議をすると、そういうふうに聞いております。  それと、もう1点、今回は信号までということで設計のほう詳細設計をされまして、ただ工事のほうは、基本的に奥坪橋から西へ、信号まで施工をということでお聞きしております。ただ、北側、南側という部分もございますが、その辺も具体的な、県としては当初は南側からというふうな意向ですけれども、その辺の途中で、ゴルフ場、打ちっ放しのところもございますし、その辺の話し合いのいかんによっては北側とか、その部分をちょっと除いて西へ行くとか、できる箇所の工事のほうを年度内にやっていきたいと、そういうふうなお考えのようでございます。  それと、信号から役場までの間はどうなるのかということでございますが、この部分についても、当然、また基本設計から詳細設計を引き続きやっていくという考えのようでございます。ただ、次年度にそれを引き続きやっていただけるのか、その辺も確定がしてないというのが現状でございます。  というのは、当然、今年度で奥坪から信号までの部分が、全て工事の部分がなかなか厳しゅうございますので、今年度、それから次年度以降にも工事がかかってくるかと思います。  それと、また信号から、点滅信号ですね、経済センターから役場までの間につきましては、一部用地の部分も絡んできますので、その辺も含めて、県のほうでまず基本設計なりを順次進めたいと。その意向は持っていただいていると、そういうふうに町としては確認はいたしております。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目でございます。  11番、笹井君! ○11番(笹井由明君) 用地の部分等もあるというふうな状況でお聞きをいたしました。役場の前の幹線道路、そしてオリンピックロードというふうな名称もついた道路でございます。スピーディーな実現に向かうよう、要望も土木のほうへやっていっていただきたいというふうに思います。  1番目の質問は、一応結構です。  議長、2番目に移ってよろしいですか。 ○議長(青木義勝君) はい、どうぞ。 ○11番(笹井由明君) そうしましたら、地域公共交通戦略についての2回目の質問をさせていただきます。  午前中にも、ホームページの刷新、あるいは衣がえというふうなことについては町長のほうからお聞きをしております。ホームページのほうで、私が広陵町の地域公共交通活性化協議会ということでアクセスしますと、第3回のいわゆる協議会での議事要旨というようなことで載っておるんですけれども、4回、5回、今回は何回目だったでしょうかね。また、後でお教えいただきたいと思いますが、連続して協議会のホームページの内容の刷新についてはどのようにお考えいただいておるのか。そしてまた、今回のアンケート調査の結果についてもホームページ上で公開されるかどうか。そういったことについて、今、予定がありましたらお聞きをさせていただきたいというふうに思います。  まず、2番目の質問については以上でございます。 ○議長(青木義勝君) 植村企画部長! ○企画部長(植村敏郎君) ホームページの件でございますが、ちょっとアップがおくれておるというのは申しわけございません。これも引き続きアップさせていただくように準備をさせていただきます。今回は、6回でございます。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) 11番、笹井君! ○11番(笹井由明君) アンケート調査の内容、私も、事務局のほうで置いていただいておりましたので少しお借りをさせていただいて、この内容を少し見させていただいております。このアンケート調査の中では、やはりバスを利用するために改善してほしいこと、こういうことも、一応、アンケートの調査項目にありまして、この調査項目の回答からしますと、一番多いのは、やはりバスの運行本数をふやしてほしい時間帯があるというのが、まず目につく状況であります。それから、バスを利用する理由については、やはりバス停が自宅や目的地の近くにあるからと、こういったことも言われておるというふうな状況になってございます。  それぞれ項目別に、このアンケートの調査をそれぞれ見てまいりますと、元気号についてもやはりうたわれております。現在の元気号そのものの運行形態については、やはり本数をふやし、そしてまた有料であっても半数の方は利用するというふうな状況にもなってございます。今、生活交通ネットワーク計画というものを打ち立てられる中で、その計画に基づく内容については、やはり国の補助金とかシステムに関する補助金、そして申請、そういったことについても手続がなされていくというふうには思います。  その中で、今の元気号の運行計画が吸収されていくシステムになるのか、あるいはまた元気号を存続させながら、いわゆる生活交通ネットワーク計画の中で吸収されてしまうんか、別建てでいかれるんかというふうな点について、少しお考えをお示しいただきたいというふうに思います。  3回目ですので続いてお願いをするわけですが、広陵町の地形的には、やはり役所中心、こういったものについては広陵町の住民そのものは、いわゆる中核となるべき役所のほうに向いておらないというふうな、背を向けておられるような人の流れというふうに感ずるところであります。これは、やはり駅がないというふうな状況の中で、南は高田、西は五位堂、北は箸尾駅がございますけれども、東は田原本、こういったことで、通勤者がそれぞれ役所に背を向けて行動、活動、生活をされておるというふうな状況が紛れもない実態というふうに感じております。  そこで、やはり中核となるべく整備において、役所周辺のいわゆる夢のある構想、中心を輝かしい町並みにする、そういった面について、やはり各市町村においても中核的な市役所のあるところ、町役場のあるところ、こういったとこが、駅、あるいはまた交通についても公共交通の駅があるというふうな状況で、やはり中心に向かって人が流れてくるというふうな状況の地形的な問題があるんですけれども、広陵町の場合は、元気号の停留所しかないというふうな公共交通、あるいは駅が役所の近くにないというところの核でありますので、やはりその核を中心としてまちづくり形成というのは、非常に難しいというふうには思います。  秩序ある整備をするという観点から立って、町長、ひとつこの広陵町役場のある地域のいわゆる周辺地域についての秩序ある整備計画、こういったことについてのもし構想をお持ちでありましたら、ここでお聞きいたしたいというふうに思います。  以上、3点目、長いですけれども、ひとつどうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、答弁をお願いをします。
     植村企画部長! ○企画部長(植村敏郎君) 笹井議員の御質問でございますが、これ町制、来年度60周年になるわけでございますが、広陵町ができて。それから、公共交通に関しては何ら役所の位置は変わるわけでもございませんので変わっていないと。その奈良交通バスが役場の前を通っておったのが減っていったというところから始まって、平端線でも高齢の方に聞きますと、高田へ行くのにバスが乗り切られんぐらいに古寺のところ、狭いところを通っておったんやというお話もお聞きしました。これが時代の流れで、こういう形になっております。  この元気号に関しても、これ今年度中に、今、骨子を挙げておりますので、この協議会において、関係機関、奈良交通とか国の方、県、タクシー会社の方を含めて関係機関と議会とも協議会の中で議論をさせていただいて方針を出すというところでございます。  実施につきましては、28年4月からというところで、その中にはやはり御指摘の役所、中核的な位置づけをして、何らかの形で一番近い公共機関である高田駅であるとか、そこを充実させて、とりあえず役所のところにバスが乗り入れできるような交通形態にしなければならないと考えております。  そのようなことで、この骨子の中身につきましては、協議会の中で議論をさせていただき、また議員皆様に御報告をさせていただきますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。 ○議長(青木義勝君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 広陵町役場の位置そのものは、昭和30年4月15日、広陵町が誕生したときに、位置が中心付近ということで定められたと我々先輩からお聞きをしております。来年、ちょうど広陵町発足60周年を迎えるわけでございます。よくよく考えてみると、役場の所在地にバスが来ない事態になったということも不思議なことなんで、役場を中心としたまちづくりという視点が欠けていたんではないかと。これは諸先輩に失礼な話なんですが、そういうところもあったのではないかというふうに思います。  やはり役場へ人が集まりますので、どういった交通体系をとるか、まちづくりをどう進めるかということも大事ですので、都市計画の中で、この役場の周辺のまちづくり、どのように進めていくべきか、やはり広陵町に中心市街地というものが明確にないというところが広陵町の弱みでもあるような気もいたしますので、このあたりは皆さんとともに、60周年を契機に、どういうまちづくりを進めていくか。いいものも悪いものも全てやっぱりまちづくりの要素でございますので、そういったものを含めて皆さん方と御相談をしていきたいというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 笹井議員、答弁漏れありませんか。  それでは、以上で、笹井君の一般質問は終了いたしました。  それでは、次に、八代君の発言を許します。  14番、八代君! ○14番(八代基次君) 14番の八代でございます。ちょっと壇上から若干解説も交えてさせていただきます。  テーマは、高齢者施策としてのリバースモーゲージに積極的な理解をということでございます。  実は、この質問を出しましてから、二、三の方から「リバースモーゲージって何やねん」と、こういう質問を受けたし、また家でも話し、関心持つこともありましたんで、ちょっと皆さんよう御存じや思いますけども、もしたまたま、ひょっとして御存じなければ、何のことかわかりませんかったら大変失礼かと存じますので、まずリバースモーゲージはどんなことかということをちょっとかいつまんで御説明申し上げます。  一種の高齢者対策としての金融施策ということでございます。しかも、我が広陵町は、全広陵町の40%以上に達する真美ヶ丘ニュータウンがございまして、ほぼ一戸建て住宅で形成されておりまして、昨今の高齢化社会の到来に加えましてですね、年金生活者が非常に多くなっております。そういうときに、このリバースモーゲージがあればなというのが、私、いろんな方と話しておりますと話題が出てくることになりましたので、じゃ一遍役場のトップの方に聞いてみようと、こういうことでございます。  つまり、リバースモーゲージとは何かと申しますと、これは高齢者が所有する自宅を担保に、銀行等が生活資金を融資する仕組みでございます。返済は、毎月はできませんので、死後一括して返済をすると。ですから、いろいろ手続上は要りますね。対相続人の問題が一番大きいですが、相続人問題が一番大きな問題です。そして、その担保の限度内で借ると。  なぜこんなことを言いますとですね、そこそこ立派な家がありますのに、年金しか所得がないと。皆さんも御存じのように、最近の年金は、厚生年金を定年までずっとかけられましても、25万ぐらいやっとかなと。しかも少しずつ減額いうんか、下がってきている現状です。これでは、なかなか夫婦2人の生活が非常に窮屈になってくると。まさに、枯れたらそれだけやという時代になってきております。  例えば、1カ月当たりの最近のある資料によりますと、公的年金、収入が21万4,863円なのに、支出は27万2,455円、差し引き5万7,000円ぐらいの赤字になると。したがって、先ほど言いましたように、これは食てちょんですから、食費を切り詰めれば、医療なんかはある分をいければそれはいきますけども、家はローンも終わりました、家がそこそこ立派なのがあると。  そういうことでですね、そのときにこのリバースモーゲージがあれば、少しゆとりのある、若干趣味にも金使える、旅行にもお金が使えると。学校を出ましてから数十年間、営々と規則正しい生活、秩序ある生活をして、これからという時代に、まさに極度に切り詰めた生活をするということは、これは人生60年、65年になった人に対しては余りに酷ではないかと。こういうときに、この制度が最近少しずつ認識をされてきたわけですね。  それで、このリバースモーゲージ、これどんなんかといいますと、日本では約40年ぐらい前、東京の武蔵野市、自治体ですが、一番最初に1981年に導入いたしました。それから、2002年、今から24年前ですね、厚生労働省が都道府県の社会福祉協議会等を実施主体として、この制度を創設しました。そして、20年たちまして、どんどん高齢化社会が進んできまして、最近は民間の銀行が少しずつ、大手銀行も含めて進出してきました。去年の7月には東京UFJ銀行が、ことしの2月には千葉銀行、つまり民間銀行が、この業界、この業種に出てきたということは、これはやりようによっては収益が上がるということです。  といいますのは、そうすれば、自治体が、あるいは福祉協議会が、あるいは市の外郭団体が、それを着手しましても財政負担にはならないと。高齢化社会の対策になるというのが最近認識されてきまして、それからどんどん発展しましたと。そういうのが、リバースモーゲージでございます。  つまり、立派な家があっても、消費に回せる資金がなければ、思い描いた老後が送れないと。しかも、数十年間一生懸命働いた人の老後を、ゆとりのある、夢のある、しかも実質的に豊かな生活を送っていただく方法があるのに、それをしないということは、自治体としては、これはやっぱりやるべき政策の一つではないのか。というのは、私自身が高齢者でございますので、毎日の日常活動で高齢者としゃべっておりまして、そういうことを痛感いたしましたので、今回、一般質問に取り上げてきましたが、どういうものか、もしまた興味ある方がございましたら、資料は、またお渡しいたします。  えらい冒頭長くなりましたけども、そういう趣旨でございます。つまり、高齢化社会の到来の声が高まるにつれて、リバースモーゲージに対して高齢者の関心が高まってきました。年金水準の低下に加えて、子供に頼れない人が増加してきたということが、その背景にございます。住みなれた自宅で暮らしながら生活資金の一部が獲得できることができれば、非常にゆとりある生活ができて、非常に老後が豊かになるのではないかということであります。  立派な家があっても、消費に回せる資金がなければ思い描いた老後がなかなか送れない、こういうことが背景にあります。多年にわたって社会に貢献してきた高齢者が、政策、あるいは施策が不備のために不本意な晩年を送らざるを得ないとすれば、これは少し気の毒ではないかな。そして、その方法があるとすれば、それを採択して、そしてその方の豊かな晩年を送る一助とするのが、行政当局の責務の一端ではないのかな、このように思いまして、そして、しかも、近年、社会の理解も少しずつ深まってきたように思います。そして、民間会社も、その必要性に気づき、しかも、先ほど言いましたように、赤字にはならない、民間企業ですが、赤字にはならなく、しかも高齢施策になるということで、大手都銀を含めて少しずつ進出してきております。  そこで、私は、広陵町の行政当局の認識についてお聞きしたいと思います。  突然のことですんで、すぐにするとかせんとかいう問題やなしに、この問題を意識して、御存じあったのか、あるいは、どう思っているのか、その認識をお聞きしたい。そういうことです。  もう一つ、詳しく言いますと、答えになれば、そういうことを含めまして、1番、リバースモーゲージという言葉を聞いたことがありますかと。今、答えは言うてしまいましたけどね。リバースモーゲージという言葉を聞いたことがあるかどうか、まずこれを端的にお伺いしたい。これは町長、できたら町長は答え、あと部長さん方、二、三の部長さんにお伺いしたい、このように思います。  それから、東京都武蔵野市が1981年、先ほどしましたけども、これも私がきょう言うたんが初めてなのか、こういうのあったなあと。頭の端にも記憶にあったのかどうかということもお聞きしたい。  それから、2002年に厚生労働省が、先ほど申しました社会福祉協議会がやってもええぞということを建議されたこと、これも御存じかどうか。それから、民間金融機関が今どんどん、これもほとんど答えは言うてしまいましたけども、これに関してひとつ認識を伺いしたい。  あとは、御答弁によりまして次の質問をしたい、このように思います。  以上です。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 長年、金融機関にお勤めでございます八代議員は、豊富な知識をお持ちでございますので、いろいろと御指導いただきたいと思います。  一つの質問でございますが、リバースモーゲージのことについてお尋ねをいただきました。  私も、その言葉そのものは聞いたことはございます。詳しく、今、御説明いただきました。それに基づきまして答弁をさせていただきたいと思います。  持ち家などの資産があっても、現金収入が少ない高齢者などを対象に、居住中の持ち家を担保に生活費や福祉サービス費に充てる資金を貸し出す制度でございます。  自宅を担保に銀行などの金融機関から借金をし、その借金を毎月の年金という形で受け取り、借り入れ残高がふえていき、利息も未払いのまま残高に複利的に加算され、契約満期時に、あるいは死亡時に一括返済しなければなりません。現金で返済できない場合は、金融機関は抵当権を行使し、担保物件を競売にかけて返済に充当します。  通常のモーゲージ(抵当・担保)ローンでは借入残高は減っていきますが、この制度ではふえていきますので、リバース、いわゆる逆モーゲージと呼ばれています。豊かな充実した老後を送るということからすれば、理想の仕組みと思います。  日本においては、1981年に東京都武蔵野市が導入され、主に都市部の自治体が事業を行っています。また、厚生労働省は、2002年12月から、都道府県社会福祉協議会を実施主体として事業を行っています。  奈良県においても、奈良県社会福祉協議会が実施主体となり、各市町村社会福祉協議会が窓口となり「不動産担保型生活資金貸付事業」を行っています。広陵町においては、この制度や民間の金融機関の貸付制度を御利用いただくよう御案内をいたしております。町としても、さらに研究したいと思います。  別の視点で、空き家対策も、今、調査・研究中でございます。空き家を有償で借り入れさせていただくという仕組みも取り入れていってはどうかということで、担当に研究をさせておりますことをつけ加え、答弁とさせていただきます。  以上のとおりでございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして2回目の質問を受けます。  14番、八代君! ○14番(八代基次君) 今、町長から御答弁いただきました。これは、私が質問して私が答えを言うて、それを町長が再度確認していただいたというような形になりまして、大体申し上げたとおりの認識で、ここまでは共通認識なんですが、そこでお伺いいたしますが、一つ一つですね、町は広報でしてると言いますが、では実績は今現在あるのかないのか、これをまずお伺いしたい。いつごろからその広報をやったんか、実績はどうなのか。実績がゼロであれば、やってないと一緒ですね。試験勉強をして零点やったら、これは全くやってないんと一緒であります。これは、やってないのかやらなかったのかいうことになりますね、それはどうなのか。  つまり、これは今後の問題もあります。つまり、町当局が、こんなものは自己責任でやればいいんだということにあれば、やる必要はないかもしれない。現に、今まででも広陵町は大過なく町政を執行してきたわけで、これがさりとて大きな問題になったわけではない。したがって、ショーケースにパンフレットぐらいは並べまっせと、並べてますよという程度であるのか。町長が先ほど答えられて、一遍研究してみてという点があるのか、本音はどちらかなというのをまずお聞きしたい。それが一つです。  それから、2番目、同じく例えば、真美ヶ丘ニュータウンがございますね。これは、馬見南6丁目のマンション街の中の賃貸を除きました分譲マンションであります。このリバースローンは、目的は大体一戸建てが中心であることは事実であります。戸建てですね。そして、定年が60歳とすると。そして、実際問題としてですよ、退職金、例えば広陵町の役場の60歳でやめられた職員さんが、退職金が幾らか私は詳しく知りませんが、勤続年数と職階によって若干違うと思いますけども、60歳になられたら2,000万か、2,500万か、3,000万か、偉い人はわかりません。そのぐらいかと思います。  そしたら、もちろん住宅ローンは、それまでにほぼ返していると。したがって、まとまって得られた退職金は、今後の生活の資金にされる方がほとんどです。もちろん、子供さんがたくさんある方、ない方、私のようにゼロのもん、いろいろあります。そして、子供さんの家庭の事情によりまして、親の退職金を当てにする方、家の資金も含めて。全く当てにされない方、親は親、子供は子で、わしはわしでやるから、お父さん、その金は自由に自分の余生のため、ゆとりある生活に使ってもいいよと。そういうような家庭もあります。これは千差万別ですから、いいか悪いかは、それは善悪の区別ではありません。したがって、全部が全部対象じゃないんですけども。  そうすると、年金が何ぼですか、役場は。60歳で、部長さんでいかれたら。年収がわかりませんのじゃけど、厚生年金が25万ぐらいもらえるとしたらですね、夫婦で25万だから食うだけは何とかいけますね、借金なければ。  しかし、年に二、三回は旅行もしたいし、観劇もしたいし、趣味をしたいとなれば、あともう少し、あと毎月5万か10万欲しいと。そして、もらった退職金は、そういうつもりで使っていくと、大体70歳ぐらいになったら、ほぼなくなってしまうと。そこで、その辺からこのリバースモーゲージがありますと、最後の人生の最後のゆとりある10年ないし20年間が、非常にその方にとって充実した、生きていてよかったと、こういうような人生の結末を迎えると。最近、私も終末が近くなってきますとね、私の知り合いも同じような人が多いんです。つくづく、そういうことが話題になります。  そこで、例えばこういうことを計算します。ただ、非常に、今、金利安いんですね。だからできるんです。しかし、テレビで皆さん御存じや思いますけども、銀行は、今、盛んにカードローンの宣伝をしております。口座なくても貸しますよと、三菱UFJでも。800万まで、金利は何ぼか4%から18%とか、これがくせ者なんです。金利見てたらね、大体安いとこは4%から18%とかね、5%から20%とか。ほんで申し込みに行くとしますやろ、初めて行って4%で貸してくれる人は、まずありません。つまり、これはおとりなんですよ。サラ金は、今、20%まで取ってますね。だから、これが預けたときは0.02%、年金でちょっとだけは、100万だけは1.5%とか、1%とか、退職金の最初の3カ月だけは1.5とか、特殊なケースがやってますけど、普通は0.02とか0.3。1,000万の退職金を預けて、2万か3万、税金2割引かれたら、ほとんどないんです。  したがって、株式とか、FXとか、何か特殊なことをしますと、失敗したら、みなパーになりますね。例えばね、毎月5万ずつ10年借りますとね、1年間で60万、10年で600万の元金ですが、これが金利の3%で複利されますとね、ちょうど約1,000万になるんです。毎月5万ずつ借りていって、10年で600万やけど、金利は最初の1年、10年間借りたということをしましても、5万ずつで1,000万。これが、例えば15年ですと1,600万ということで、普通の人でも最初の10年間ぐらいは退職金でいけて、それから後は食うてちょんが、これがあれば豊かな生活ができるということになりますので、これは全部が全部じゃない。やっぱり親の退職金、親の家を当てにする家もありますから、これは善悪の問題と違いますから、現実の問題やから別としましてね。真美ヶ丘地区で、あるいはもちろん大字のほうもそうですが、大体1万2,000世帯あるんですかな、広陵町は。それで、例えば真美ヶ丘であれば約4,000軒、ほとんど戸建てですね、マンション一部除きましたら。そのうちの半分でも、3分の1、4分の1でもあれば、やっぱり1,000軒、2,000軒となります。  しかも、これの理解ができてきて、どんどん民間も出てきたということは、十分にこれは行政が、福祉協議会が、あるいはシルバーが採用しても、決して税金面、資金面から足を引っ張るような施策ではないということを認識していただいて、取り扱いいただければ、広陵町は高齢者に温かいまちということになるんではないかなと。そうしましたら、代がわりします。  例えば、私ども夫婦は子供おりません。私も後期高齢者、家内も高齢者です。あと10年したら、2人とも死んでますな。そしたら、私の親戚の誰かが相続してるか、第三者に売っちゃって若い人が住んでるか、つまり真美ヶ丘は今まで30年間はどんどんと若い人が住んでいたけど、もう土地的にはないと。今後は、その真美ヶ丘に高齢者が自然的な、物理的な撤退によりまして若い人が入ってくる。その新陳代謝を、この政策が後追いすると。この前、増田寛也さんか何かがありました。限界市町村がどんどんふえてきたと。日本の1,700ほどの自治体のうち4割が、30年間でなくなっちゃうよと。  幸い広陵町は今んとこ少しは伸びてますけども、いつどうなるかわからんというときに、高齢者対策として、こういう施策をやれば、長期的には広陵町は限界的な市町村にならない。むしろ、よそが落ちていく中で、広陵町はまだその人口を吸収して、安定した町政のためになるんじゃないかなと。しかも、これがやり方によっては、財政資金は一銭も使わんと済むと。しかも、広陵町には、勤め先の中には金融機関経験者がたくさんいる。私知っているだけでも、私と同じとこやなしに、その周辺、同業他社を考えても、30人、50人おるんです。同じような年配で。もちろん、ほかに農協さんもある、いろいろ金融機関のベテランのOBがたくさんいるわけですから、そういう方を社会福祉協議会とかシルバーがやっていただければ、これは広陵町の知的サービスはぐんと上がるし、イメージがようなるし、お金は使わなくて済むし、こうやってやれば、バラ色の広陵町になると私は思うんです。一遍、ひとつ真剣に考えていただいてやっていただきたい。  そこで、先ほど言いましたけど、町長聞きましたけど、担当の部長さん方、2段目の方、皆さん4人おられますね。お一人ずつ、簡単に知ってましたか知らなかったか、それだけで結構ですわ。まず、それをお答えください。それから一つ、リップサービスで研究しようかいうのと、ちょっとだけ勤務時間のうちの1%か0.5%ぐらい研究してみようかという気があれば、それもあわせてお答えいただきたい。これ2度目の質問、よろしく。 ○議長(青木義勝君) 答弁をお願いします。  総務部長から。 ○総務部長(川口 昇君) それでは、順番で私のほうから。私、残念ながらいいますか、このリバースモーゲージという名前を聞いたことがございません。こういう制度だということで、今初めてお聞かせいただきました。  なるほどなというところはございます。お借りして、家のほうを例えば担保にして、その分で生活資金を融通していただいて、それで死亡といいますか、これ満期があるのかどうかというのがちょっとあれなんですけ、死亡した場合に、それで返済するという制度というふうに理解しますけど。私が利用するかどうかいうのは別といたしまして、こういうニーズがあれば研究していくというのが、一つの自治体としては必要かなというふうに思います。  以上です。 ○議長(青木義勝君) それでは、池端生活部長! ○生活部長(池端徳隆君) 発言の機会をいただきまして、私、従前、介護保険の担当もさせていただいておりましたので、ええ格好ではないんですけども、一応は知っておりました。  というのは、町内に有料老人ホームができるときに、高齢者の住まいの概念がこれから変わると。お年いった方が、最後、皆、施設へ入られるというのではないですけども、そういったところで金融機関とタイアップして、こういうふうな施策もあるよというようなところで、私が積極的に勉強したんではなしに、そのときにいろいろと教えていただいた。そういうことでございます。ただ、八代議員おっしゃるように、そのときにもう一歩踏み出してというような考えには至りませんでしたけども、そういう経緯で存じ上げてはおります。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、北橋事業部長! ○事業部長(北橋邦夫君) まことに申しわけございません。私、このリバースモーゲージ、初めて耳にしたというようなことで、お恥ずかしい限りでございます。八代議員の当初の解説というか、町長の答弁もありましたけれども、それを聞きまして、あっなるほどこういうものなのかというふうに感じた次第でございます。全くちょっと勉強不足で申しわけございません。その程度でございます。 ○議長(青木義勝君) 宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 私自身は、こういう仕事の関係上、詳しくは存じませんが、名前、また、そういう制度かなというのは、薄々ですけど知っております。  ただ、仕事の上でどう思うのかという、もう一つの御質問。当然、今、町長、また部長もお答えしますように、これからの高齢化社会の中の一つの大きな要因として、高齢者の方のお住まいをどうやっていくのかというのが一つあると思います。  町では、町三役、また部長の中で、そういう共通の、これからの高齢化社会に向けた共通認識としていくための会議を設けております。リバースモーゲージも一つですけども、町として、先ほど町長もお話をさせていただいた空き家対策、また、いろんなことでどうやっていくのかと。住宅施策、高齢者の住宅施策をどうやっていくのか、また介護をどうやっていくのか、いろんなところで、それぞれがやっぱり考えを出してやっていかなければならないかなというふうに考えてます。  もう一つ、よく御存じの議員に釈迦に説法みたいなことでございますけども、この制度のデメリットみたいのが3点あるのかなというふうに思います。  一つは、金利上昇によるリスクが出てくるということが、またあると思います。金利が上がれば、利率が変わって上がってくるということがございます。  また、これはリスクというかどうかは別にして、長生きをされれば、当然10年というところを20年という形になってくると、10年の時点で財産を処分しなければならないというようなこともまた出てくるのかなと。不動産の下落ということになれば、今度、予定してた収入がまた入ってこなくなるというようなこともいろいろあるかと思います。  それと、窓口でどのような説明をして、どういう状況になっているのかという御質問でございます。  広報として、広報紙、またはホームページ等でこれを周知という方法はただいまとっておりません。ただ、窓口にお越しになった際、担当の者が、直接ではないですけども、この方に対して、そういうもんができるのかなという考えをめぐらしたということは聞いております。ただ、これもそれぞれの金融機関なり社会福祉協議会によって違うのかもしれませんけども、貸し付けの限度額というのが決められております。土地評価額の、例えば奈良県の社会福祉協議会であれば、土地評価額の1,500万以上の評価額があって、その70%ということですので、単純計算すれば1,050万余りが、それで借りれるということになってくるのかなと。  それと、貸し付け等の奈良県での実績でございますが、現在、県のほうでは7件ございます。平成26年中については1件の申請を、今、受けておるということで、あと数件の手続中というふうに聞いております。この中に広陵町というのはございません。  やはり制度として当初考えられたのは、土地の評価の高い都市部が中心となって考えられた制度なんかな。ただ、今後は議員おっしゃるように、高齢化社会の中で年金生活をしていただく方がふえてくるということが見えてますので、町としても、そういうところを含めて、住宅施策、また高齢者福祉全体をしっかり考えていかなければならないというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 八代議員、今、言うように担当の答弁ですけど、ほか聞きますか、ほかの認識とか。 ○14番(八代基次君) あとは手を挙げて答えてください。 ○議長(青木義勝君) 何か、これに対して発言される方がありませんか。  植村企画部長! ○企画部長(植村敏郎君) 私は、存じ上げておりませんでした。しかし、先ほど町長が申しましたように、空き家対策でございます。高齢者の方の。それは研究をしているという内容は、例えば2人住まいで空き家をどうする、介護施設に入っていくと。その空き家を、NPO、行政、官と民の形で、金融機関とか福祉の施設の機関であるとか、そういう連携を持って、その空き家の収入を得て介護の費用にすると。一部は、管理料としてNPOが管理をしていくと。そのケースは、やはり、私、旧村の大字から相談を受けておりますのが空き家でございます。それが相続とか、いろんな問題で空き家になっておると。それが、売買とか、そういうところで利用される価値のある家であればいいんですけども、隣も高齢者で買い手がない。その場合に、今、八代議員おっしゃったようなケースでは担保性がちょっと欠けるのかなと。だから、その家の状況にもよりますので、いろんな問題が出てくるのじゃないかと。だから、町としましても、これから高齢を迎えてですね、もう迎えておるわけですけども、いろんな研究をしていかなければ、なかなか難しいんじゃないかなというところでございます。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) よろしいですな、答弁、ほかの人、結構ですね。  それでは、3回目の質問を受けます。  八代議員! ○14番(八代基次君) いろいろお聞きしまして、皆さんにお聞きしたいんやけど、時間もありますんで、ただ関心を持って知ってたという方も半分以上おられますし、勉強したいなと、少しぐらいはリップサービスであるいうことも多少は加味入れながら思います。  それでね、ただ宮田部長かな、リスクという点を言われましたことは実際あります。特に、金利問題ですね。金利が上がれば、これは複利に回りますから、金利リスクが非常に大きい。それから、こっちの部長おっしゃったように、不動産価格の問題で、大体は担保対象になりますのは建物は入れません。建物は入れません。建物は、例えば建て売りでも木造建築やから30年、ほぼゼロになるという計算もしますと、建物は入れないんですよ。だから、土地だけということになります。しかも、換金性というものを考えないと、後から入ってこない。  例えば、真美ヶ丘の場合、土地の換金性はあるんです、一つ大きな優良団地として。しかも教育水準その他で定評がありますからね。それと、開発で200平米を確保しているということですね。だから土地だけで言いますと、35万としましたら大体60坪で2,100万。大体これで見ますと、あと資料もしよかったら差し上げますけどね。土地は大体2,000万あれば、大体その7掛けと見たら1,400万程度の担保価値はあるんです。  それから、先ほど言いましたように、60歳でいきなりぼおんとやるわけやないです。実は、そういう人もあるかわかりませんけどね。大体10年から15年間、退職金がなくなったころから、そうしてあげるということですと、大体2,000万ありますと。担保価値から見まして、大体先ほど言いましたように、20年間のローンにしますとね、20年間、毎月5万ずつ、年間60万の1,200万払いますと、ちょうど20年間で金利は倍になります。この金利は、大体年3%です。3%の複利で、大体倍になります。この辺までですと、大体担保価値は十分担保できます。  それと、もう一つ申し上げますけども、今の金利、日本の場合は、これも私、本を読んでみましたけど、金利はそう簡単には上がりません。つまり、日本の金利は低金利になりましてから、10年以上経過しとるんですね。したがって、いきなり上がるということは、短期で、日本の企業全体が金利パニックを起こしまして企業がもたないわけです。  つまり、たしか二十数年前は、定期預金金利5%でした。それから、公定歩合もそれに順次やってましたけど、今、下がっています。したがって、上がるときは上がりますけども、金利は日本の場合、約1,000兆円の公的債務だけでもありますから、国債、少しずつのリスクはありますけども、リスクがあっても、今の予定では大体不動産価格が2,000万ぐらいあって、大体5万から7万ずつを10年か15年であれば、金利計算していけると。  先ほど、宮田部長はリスクも考えたいいうのはあります。そういう点でね、例えば、これやり出したんは、先ほど言いましたように、東京都武蔵野市がやったときは1981年です。公定歩合が、まだ5%以上のときなんですよ。それから、最近、急に伸びてきましたんは、例えば東京スター銀行が関西で取り扱いをやりまして、2005年からことしの7月までに、関西だけで約3,500件の取り扱いがふえとるんです。そこは、さっき言いましたように、都市銀行もやり出したと。例えば、三菱UFJがやったとか、千葉銀行がしたとかありますね。ただ、三菱UFJは、都市銀行で日本でナンバーワンの民間銀行ですけども、これやるときには、そういう金利調整、市場調査を全部やってから、それが自信を持って進出してきたということもあります。  したがって、それと今までの分は民間がやったことは、もうかるということなんですよ。リスクはゼロやということを確信できたということですね。だから、一遍、広陵町の場合は、そういうシンクタンクとかいうほどの大きな世帯と違いますんで、結局は公的機関の調査機関とか民間銀行の調査機関はありますけども、勉強していただきまして、私、きょう取り上げましたんは、これすぐせいとかするとかいう問題やないんですよ。ひとつここ一、二年、1,007件でも、こうやって取り扱いしようかという機運が出てきたわけですから、注視をしていただきまして、そして見込みがあると。  私はさっきリスクはないでもないけど、1%、2%のリスクであれば、例えばほかの教育、行事とか、子供の教育、あるいは困窮者に対しても財政資金は使うわけですから、ごく1%、2%、小さいリスクであれば、やっぱり長年、高齢者として広陵町で町政のために協力された方であれば、何%までのリスクなら取れるん違うかということも含めて研究していただきまして、特色ある高齢者対策の広陵町としての名を売っていただければ、ありがたい。  えらい長談義になりましたけど、そういうことで、あと町長ひとつ、まとめて何でも結構でございます。この問題に関して所感を述べていただいたら。 ○議長(青木義勝君) 山村町長!
    ○町長(山村吉由君) いろいろ御提案、ありがとうございます。我々もしっかり研究をしていきたいと思います。一定の資産価値があるものをお持ちの方というのは、いわば富裕層に当たるのではないかという気もいたしますし、やはり低所得者、住宅をお持ちでない方、全てにわたって、この広陵町で豊かな老後を送っていただけるように、健康長寿を重ねていただくように、総合的なやっぱり施策の中の一つであるというふうに認識いたしておりますので、参考にさせていただいて組み込ませていただきたいと思います。  空き家対策も別の視点で必要かとも思いますので、結局、今おっしゃっていただいているのは、その住居に住みながら豊かな老後を送ろうという仕組みの一つでございます。空き家対策は、住まずに介護施設に入居をして、あいた家をどう活用するのか。これも若い人を呼び込む一つの施策として活用したいとも思いますので、いろいろ組み合わせて考えていきたいと思います。御提案、ありがとうございました。 ○議長(青木義勝君) 答弁漏れございませんね。  それでは、以上で、八代君の一般質問は終了いたしました。  しばらく休憩します。  再開は、2時50分から行います。     (P.M. 2:41休憩)     (P.M. 2:51再開) ○議長(青木義勝君) 休憩を解き、再開をいたします。  次に、谷君の発言を許します。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 議席番号2番、谷 禎一でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。  私の一般質問なんですけども、質問事項1、主要事業は広域化で検討へということで、町は第4次広陵町総合計画に予定している歴史資料館を初め中学校給食センターの建設、数年後の焼却場「クリーンセンター」の移転、そして公共交通など、町にとって重要な事業が近々に迫っています。  その中で、6月議会では、建設費12億円の予算計上をしている歴史資料館について質問させていただき、松井教育長からは、施設の名称も建築形態、建築費もはっきりしていないと。今後、検討委員会を立ち上げて進めていく。また、山村町長からは、中学校給食実施における町財政計画も考慮して考える。夢としてプランを持つということで、今年度の予算で研究だけするという回答をいただいております。  また、懸案の中学校給食は、具体的にセンター方式で香芝市と共同とする予定となりました。これらの主要事業は、各自治体が単独で行う事業から、近隣自治体と協力して共同で行っていくべきと考えております。今後の主要事業と思われる以下の事業について、町長のお考えをお聞きしたいと思います。  一つ目は、私は現段階では建築には余り賛成はしていないんですけども、歴史資料館については、さきの9月議会で同資料館整備検討委員会で研究をしていただくこととなっていますが、住民の皆さんの意見にも耳を傾け、しっかりとした財政計画も考慮した上で検討していただきたいと思います。  同委員会で関係周辺自治体と共同事業とすることも考えておられるのか、また、奈良県等々で建築していただき、広陵町が協力するということも視野に入れて検討しておくのもよいと思うんですけども、町長のお考えをお聞きしたいと思います。  二つ目、北葛のある議員さんと意見交換をしていましたが、どこのまちとも同じ問題を抱えているんですが、焼却場「クリーンセンター」の移転についても、近隣市町村と共同して建築していく内容について検討していくことも必要と思いますけども、町長のお考えをお聞きしたいと思います。  そして、私は、ことし1月に、北葛関係の町長、それから香芝市長等々についても、ちょっと御挨拶した折に、いろんな考え方、どういうふうに考えておられるのかということを、公共交通についてもお話しさせていただいたことがございます。各首長さんの考えは、おおむね広域化が望ましく、協力していく意向との感触を得ていることも担当課にも報告しておりますが、公共交通についても町単独で考えるのではなく、周辺自治体とも協力、連携した計画をすべきと考えますが、町デマンド交通実施計画とあわせて町長のお考えをお聞きしたいと思います。  これが、一般質問の1の質問でございます。  そして、質問事項2、議会での質問事項について迅速な対応をということで、私たち議員が一般質問をしてきた事項について、検討、そして結果の報告がほとんどありません。今まで、どのように対処してこられたのでしょうか。  例を挙げれば、2園の保育園の無許可増築問題についてもそうであります。6月議会では、6月10日に資料の開示を求めたのに対し、7月になっても音沙汰がなく、私から請求して、7月10日過ぎて初めて行動が起きました。  また、9月議会では、9月11日の一般質問で、16項目についての結果報告を求めたのに対して、何の連絡も報告もなく、11月14日の議会懇談会で私から回答を催促して、初めて25日に回答することとなり、2カ月半が経過しました。  また、その回答の内容は、2カ月も熟慮した回答とはほど遠く、問題を明らかにし前向きに対処しようとする姿勢が感じられません。これで、事務改善及び意識改革に取り組まれていると言えるのでしょうか。このようなことがたびたび繰り返されれば、議員が忘れてくれれば、諦めてくれればと考えているように思えてなりません。  私は、この問題は早く原因を検証し、今後の対策につなげるよう結論を出し、前向きな事業計画について進みたいと考えているのですが、町の回答が2カ月も、3カ月も報告すらないのでは解決できないのではないでしょうか。町の対応がおくれていることを十分認識されますよう、事務改善は具体的にどのように改善を予定し、どこまで実行されているのでしょうか。これが、2番目の質問です。  そして、質問事項3、ボランティアポイント制度の実施をということで質問させていただきます。  高齢化が急速に進む社会において、広陵町も例外ではございません。高齢者が、住みなれた地域で自分らしい生活を送ることのできる仕組みづくりが求められています。特に、元気な高齢者の社会参加活動の促進を通して、本人の健康づくりや生きがいづくりにつながる施策が重要となります。  平成27年度からスタートする第6期介護保険事業においては、要支援1・2に該当される方が介護保険対象外となり、大きな意味で国や町に頼る社会から、地域の方々で支え合う社会へ移行しなければなりません。  全国では、先駆けて神奈川県、群馬県、岡山県、鹿児島県内の市町で、ボランティアポイント制度の導入を実施しています。ボランティアは、無償の社会奉仕活動ですが、ボランティア活動により蓄積したポイントを換金可能とするかどうかはさておき、広陵町に合った制度を検討すべきと考えますが、町長のお考えはどうでしょうか、お尋ねしたいと思います。  そして、質問事項4番、県と協力し、馬見北3丁目調整池の整備をと。  馬見北3丁目の調整池の問題は、私を含め、ほかの議員さんも24年6月議会で質問しておられました。今は、水鳥の見える自然環境を重視した調整池としていますが、樹木がうっそうと茂り、水鳥など見える環境ではございません。現在の利用目的で良好な環境整備に努めるのか、また所有者の県と協議し、維持管理しやすい整備計画を考えるのか、町長のお考えを再度お伺いしたいと思います。  質問は以上です。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁をお願いをいたします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、谷議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず、一つ目の主要事業は広域化で検討ということの御質問でございます。  答弁でございますが、1番目に御質問の歴史資料館につきましては、メーンテーマが馬見古墳群であるということを「文化財保存保護に関する30人会議」の提言書で指摘されており、議員御指摘のように、この馬見古墳群に関係する2市4町が共同し、個々の地域の歴史をわかりやすく理解できるような展示施設ができるかどうかについても検討をしてまいりたいと思います。  また、奈良県で建築することについては、以前に奈良県に対して馬見丘陵公園内に建築することに公園の建設当初から要望をしてまいりましたが、実現ならなかったものでございます。  今後、検討委員会の発足後、県への要望や関係市町との共同事業、また、財政計画も踏まえて、慎重に審議してまいりたいと思います。  2番目に御質問のクリーンセンターの移設につきましては、御指摘のとおり、近隣市町との共同で計画することが必要だと考えています。現在、国の循環型社会形成推進交付金制度におきましても、交付要綱が、人口5万人以上、または面積が400平方キロメートル以上の条件を満たさないと、交付金、補助はありません。  現在、町は、次の候補地を決めるため、広陵町ごみ処理町民会議を立ち上げ、処理方式等を考慮に入れた検討会を重ねているところです。会議の中でも、広域化の実現が重要と考えられているため、近隣市町を含めた複数の広域化協議会に参画して、広域化施設の実現を目指し協議を重ねているところでございますが、実現に向けた具体策の着手には至っておりません。  本町のクリーンセンター移設につきましては、地元との協定によりまして、操業停止5年前、平成29年に当たりますが、5年前に次期操業地を決定する取り決めがございますので、広域化計画での実施が困難な事態も踏まえ、単独による施設建設も視野に入れながら、ごみ処理町民会議において検討していただいているところです。  今後も、近隣市町との広域による施設建設を最優先に取り組んでまいりますので、御協力をお願いいたします。  3番目に御質問の地域公共交通でございますが、奈良県地域交通改善協議会においても、現行、個々の市町村が運行しているコミュニティバスについて、複数市町村が連携して運行することにより、利便性の改善や運行の効率化を図ることができないかが検討課題となっており、県においても、市町村連携を促すための支援のあり方についても検討されることを伺っております。  また、現在策定しています広陵町生活交通ネットワーク計画においても、他市町村との連携強化を方針として定める予定をしています。  なお、デマンド交通につきましては、笹井議員にも申し上げましたように、住民アンケート調査の結果では利用意向は高くないことから、導入については慎重に判断すべきと考えています。定時定路線とのネットワークのあり方、真に必要とする高齢者や子育て世代の対応などについて、広陵町地域公共交通活性化協議会で、さらに議論を深めていただくこととしております。  2番目の議会での質問事項について迅速な対処ということでございます。  前回の9月議会におきまして、議員から北保育園及び西保育園の増築に係る問題について、今後、二度とこのようなことのないよう改善すべきとの御指摘をいただき、この問題を今後の事務改善と職員の意識改革につなげてまいる所存であることを答弁させていただいたところであります。  これらの御指摘を踏まえ、事務改善及び職員の意識改革につきましては、まず幹部職員に対し、議会での一般質問等の事後対応として、検討事項等として課題としたものについては、常にチェックしながら、いつ尋ねられても答えられるようにと改めて周知徹底し、経営会議等を通じて課題の進捗状況等を確認しているところであります。  なお、課題の事後対応を確実に進めていくためには、その課題が担当課の課員全員にとっての共通課題であることを上司は部下に認識させることが重要であり、課題の進捗状況を管理しながら、時には軌道修正していくことが求められます。  今後も、引き続き、職場内外のさまざまな手法を取り入れながら、管理職を初め職員一人一人の意識を高め、組織力を高めていくための取り組みを進めてまいりたいと思います。  また、保育園の園舎増築につきましては、15日の会議において説明をさせていただく予定をいたしております。  私は、この問題につきましては、以前からある体質に原因があると申し上げておりますが、私自身も、長年、この世界に身を置く者として、しっかり検証し、意識改革、改善に努める責務があると思います。そのためには、全ての情報を的確に伝え、議論を重ねる努力を積み重ねてまいりたいと思います。町民の皆様の意見をよく聞き、議会とともに丁寧に議論し、政策を決定するということであります。  3番目のボランティアポイント制度の実施をということでございます。  介護支援ボランティア制度は、介護支援にかかわるボランティア活動を行った65歳以上の高齢者に対し、実績に応じて換金可能なポイントを付与する制度であり、地域支援事業の介護予防事業等に位置づけられています。この制度を考案し、最初に採用した自治体は東京都稲城市であり、東京都、埼玉県、鹿児島県などの多くの団体が実施をされています。  この仕組みについては、各市町がそれぞれの形で実施をされていますが、多くは高齢者のボランティア精神を尊重し、地域において高齢者みずからの介護予防を推進することを主な目的としています。  今回の介護保険制度の改正では、生活支援サービスの担い手として高齢者ボランティアを想定されていることから、本制度をどのように活用していくかが検討課題となっています。  本町におきましても、現在、新総合事業の実施に向け、先進地視察等研修を重ねているところであり、ボランティアポイント制度についても十分に研究してまいります。  次に、4番目の県と協力し、馬見北3丁目調整池の整備をという御質問でございます。  御質問の調整池は、過去には野鳥を観察できるようにと県で整備をされましたが、年々、樹木も大きくなり、今ではうっそうと茂っている状態です。  県では、これまで年1回の草刈りを実施されてきましたが、平成24年度には、地元住民の方からの綿毛飛散の苦情を受け、調査したところ、原因は、マルバヤナギという樹木とわかりました。その年度末には、調整池南側の住宅に近接している樹木を伐採されたという経緯がございます。  本年度は、広谷秋廻り線東側にも綿毛の飛散がありましたので、高田土木事務所とともに飛散の状況を確認し、周辺住宅地の良好な住環境を保持するため、本年度中に200本の対象樹木の伐採を予定されているところです。  町では、引き続き、調整池の良好な維持管理のため、順次伐採や除草などを実施していただくよう県に要望してまいります。  また、調整池機能を残しながらの土地利用につきましては、今後、高田土木事務所と協議を進め、広陵町にとって有用な施設にしていただければと考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして2回目の質問を受けます。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) まず、主要事業の件の中で、歴史資料館についてのお話になりますが、やっぱり建物自体が、町のほうで検討委員会ですね、これをつくられてるということは、建物を前向きに考えていこうということでつくられたことと思います。  その中で、単独で広陵町で本当に12億の事業をしていけるものなのか、その辺も考えなければならないですし、実際に、これだけ大きな支出をもって中学校給食を進める中で並行していくとかいうふうなことができるのかというふうなことも考えていかなければならないと思います。  近隣の市町村とも連携して持ち分を負担して考えていくということも、こういう委員会の中で町長のほうから方針等々を出された中で検討していっていただければと思います。それが1点ですね。  それと、あとクリーンセンターの件につきましては、私、ある河合町の議員さんとお話しする機会がございまして、河合町のほうもいろいろ悩んでいるみたいです。そういうふうなことを考えてみると、近隣の市町村さんのほうともお話をして考えてみていってはどうかと思いますので、具体的にお話をしていただければと思います。  そして、公共交通についても、香芝の市長さんとお話しする機会がございましたんで、香芝市長さんから具体的に、香芝が使っているシステムを使って連携してやってみてはどうかというお話があります。そのことについても、連携してやっていく考えもあるのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、答弁お願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 歴史資料館のことでございますが、12億円の話はもう白紙に考えてほしいと前も申し上げたと思います。数字が財政計画に上がっておりますが、一応、もう一度スタートに戻って広陵町の財政計画、今、中期財政計画を立てておりますので、その中から広陵町にとってできるのかどうかも判断しなければなりません。今、歴史資料館の検討委員会、夢を描く検討委員会でございますが、そのことも含めて委員に事務局のほうから伝えていただいておりますので、それを含めて考えていただけるものと思っております。  クリーンセンターについては、過日、幹部職員の研修会がございまして、北葛城郡4町幹部が集まりまして、上牧町の町長が郡町村会長でございます。上牧町の町長の挨拶の中でも、このクリーンセンターを捉えての話ではありませんが、共同すべきものは共同していくべきだという挨拶を、幹部職員4町職員に向かってしていただきましたので、私も同感でございます。いろんな分野にわたって共同できるものは共同していきたいということで、担当のほうも、クリーンセンターの担当は共同を含めて担当者と協議をしてくれております。  公共交通のデマンド交通のシステムについては、香芝市のシステムを開発されておりますので、担当のほうに研究をさせていただいております。奈良県の会議においても、共同でやろうと、知事もそのように呼びかけをしていただいておりますので、連携とれる市町村は連携していくべきだと私も思いますので、最初の答弁で申し上げましたように、広陵町の計画の中にも、近隣市町と連携できるところは連携していこうという姿勢を明確にさせていただきたいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目の質問を受けます。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 3回目の質問は、今の2回目の質問で答えをいただいてますんで結構です。  次へ移らせていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(青木義勝君) はい、移ってください。 ○2番(谷 禎一君) そしたら、問い2、議会の質問事項についての迅速な対応いうことで、先ほどお話しさせていただいた中で、私の質問だけで説明しますとですね、以前に自歩道についての最終計画はということで、24年の9月議会で質問しております。これ2年以上前の話です。これで、自転車は路側帯を通行して、植樹帯の刈り込みで、とりあえず対応していきますよということでお話を聞いております。最終計画はどのようにしていくのかというふうなことが、そのままになっております。  町長は、4車線の道路、多分これは真美ヶ丘の中のことやと思うんですけども、4車線の道路を2車線に変更も検討する旨の回答もいただいております。実際に、電柱の埋設化とか植樹帯、街路樹の有無などが課題となりますが、そのまま何も方針が出ないままになっておるのは実情です。在来地ではですね、道路肩整備が行われて、白線やグリーンの塗装が引かれて整備されている経過はございます。  また、疋相の県道河合大和高田線は、改修の折、路肩整備がされたということもあります。実際に、関西電力とかは関電は関電の中で電柱が老朽化で建て直しをどんどん進んでいるのが常態になっております。町道の歩道の改修計画とか、そういうふうなものがどのようにできるのかということを視野に置いて、関電とかそういうふうなものの電柱の位置とか移設とかいうふうなものができてたらいいんですけども、関電は関電の中で電柱の建てかえが進んでいってるということになっているわけです。これは、電柱建てかえについては町も承認なりはされて把握はされていると思うんですけども、その辺、道路関係を最終的にどういうふうにしていくのかという計画をつくっていかないと、その関係事業機関は自分のほうだけを考えてやっていきますんで、後先、また、やり直しとかいうふうなことになっていく可能性もございますので、その辺も考えていただきたいというふうに思います。  そして、ごみ袋の一部無料配布についてということを25年の9月議会で質問をさせていただきました。  次の年の6月をめどに計画を私どもしておったんですけども、今はどのようになっているのでしょうか。ボランティア活動参加メールを提供した人に、1枚ずつ配布するとかですね、結論は出たとか出てないとか、いろんな話がございます。それも、そのままの状態になっております。  公共施設のアスベスト調査について、これについても25年3月議会で質問をさせていただきました。現在までの経過と今後の予定は、一部これは奥西教育委員会事務局長には報告を受けました。その後、調査結果はどうだったのかというふうなこともわからずじまいになっております。これは、平野クレーンの問題から始まって、アスベストの調査報告書が不備で、それで再確認した結果、数カ所、また再調査をしなければならないというふうな状態で確認をされたものです。これは最終的にどうなったのかということも、そのままになっております。  そして、町の地震防災対策アクション・プログラム、これ26年の3月議会で質問させてもらっておりましたが、短期実施、おおむね2年で完了、集中実施しなければならないとしている140項目の政策の中で、災害ボランティア等について社会福祉協議会だけでも十分打ち合わせを急ぐようにということで私は申し上げました。その結果、広陵町防災士ネットワークが発足されたのかなという気はするんですけども、実際に社会福祉協議会とどのような協議をしているのかということも見えておりません。  そして、近隣の自治体との相互供給弁、これは地震が起きたときに水道を確保するためのものについて、25年の7月議会でこれを質問させてもらっております。これについては、香芝市間の設置は完了したようにも聞いておりますが、他の市町村との予定はどうなのかな。また、災害時の給水確保は可能ということで回答は受けておりますが、その水を住民の皆さんに運ぶのに、給水車は2トンの給水車1台というふうに聞いております。これで本当に皆さんに水を供給できるのかというふうなことも考えなければなりません。  私は、この結果についてね、一つ一つ答えてくれということが、今の質問の目的ではございません。このように、なかなか進んでいかないし、結論が出ないままでは、これ話が消滅してしまうんですよね。  だから、9月議会で私が提案した月に2回程度、事案や解決の方法や方向性、進捗状況、それから経過などを何らかの形で報告する手段として、日時、経過内容等、簡単な様式を統一してパソコン等で開示してはどうかということを提案させていただきましたが、これについてどのようになっているのですか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(青木義勝君) 答弁お願いします  谷議員、細部の答えじゃなしに、今までこんなことがあったと。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 先ほどお話ししたように、事例を挙げて、こういうふうな話をさせていただきました。これについての詳細の答えというふうなものを私は求めてはおりません。こういうふうなことが起きるんで、こういうふうな質問事項に対して、どのように問題意識を持って長期的に対応しているということを継続してやっていく方法をパソコン等で入れればどうですかというふうなことをお話しさせていただきました。その結果について、どのように考えておられるのかというのをお尋ねしたいと思います。 ○議長(青木義勝君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 担当が誰も手を挙げないということは、認識していないということになるのかなと思いますが、個々には、今、おっしゃっていただいた項目は進捗中のものもあれば、終わっているものもございますし、議員がお考えの方向でない結論が出ているものもございますので、正確に議員にお伝えしていない部分があるかと思います。  個々の議員さんに全て個々対応というのも難しい面があるかと思いますので、パソコンで議会で提案いただいた内容をどのように情報として開示をするのか、情報開示、情報提供というのは行政側の責務でもありますので、その仕組みをどの場面で使うのがいいのか、ちょっと時間をいただいて考えてみたいと思いますので、回答にならないと思いますが、この報告についてのやり方、どのようにするか早急に答えを出したいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目の質問を受けます。
     2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 町長から丁寧な回答はいただいたんですけども、それは前のときにいただいたお話と変わっておりません。ということは、3カ月間というふうなものは、ちょっと時間が経過したのかなというふうには思っておりますが、その辺、前向きに検討していただけたらありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。回答は結構です。 ○議長(青木義勝君) それでは、谷議員、次の質問に移ってください。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) ボランティアポイント制度の実施の件なんですけども、実際に高齢化の分に関して、真美ヶ丘でも大分各議員さん、意見も言われてます。進んでおります。実際に、この高齢化の部分の対策については、多分15年から20年、この間をどういうふうに切り抜けるかということが大事なことになってくると思います。  その中で、各地でボランティアポイント制度というのをつくって、まずはボランティアの対象は、先ほど町長が言われた65歳以上の方を対象として高齢者が事業参加することで、自身の介護予防の取り組みとなることの考え方で取りかかっているということで、広陵町もできれば一度そういうふうな形のものをやってみていただいたらどうかなと。  それで、その後ですね、事業を充実させるために対象年齢を拡大したり、それから多世代によるボランティアの展開を行って、世代間の交流を図ることも有効やというふうに考えてます。ボランティア活動の場も、特別養護老人ホームなどの介護保険施設とか、また児童の安全のための見守り活動とか、それとか子育て支援の施設等における活動とかいうふうな地域の状況に応じた活動場所も選定していくのもよいことと考えるんですけども、まずは一度広陵町に合ったボランティアポイント制度というのを、要は計画してみてどうなのかなということを検討してもらったらどうかなと思います。また、検討した結果ですね、報告なり広報まで検討してると。それと、問題はこの辺にあるんやというふうなこともまた教えていただければ、私なりも勉強なりしていきたいと思いますので、一度その辺も検討していただけたらどうでしょうかということです。 ○議長(青木義勝君) 答弁お願いします。  宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 御指摘のように、27年4月から新しい制度がスタートいたします。ただ、最終29年に全市町村が参加をして新しい制度の中でやっていかなければならないということで、ただいま本町でも、申しておりますけども、6期計画を策定いたしております。その中で、また新制度について町で独自にサービス内容、または単価、従事される方の資格、そういうものについて詳細に制度設計をした上で実施をしていくということになると思います。そのための、先ほども申しましたけども、今、分析をやっておるところでございます。次年度に向けた計画も順次策定を今していっております。  ただ、そういう新しい新総合事業の中で事業者が当然参入を今度してこられます。そういう部分にボランティアの方も、また参入をされてこられる。また、そこにできない部分というのがどういう部分なのかいうことも当然検討をしていかなければならないかなと。そういうところでのボランティアの参加も、またお願いをしていただかなければならないというふうに考えています。今までは介護保険制度の中でやってきた、それ以外のところをボランティアの方にお願いをしていきたいという2段階だったんかなと。今後は、介護保険の部分と町が制度設計をした中の部分と、それ以外の部分と3段階になってくるようなイメージを簡単に言うたら持っております。  その中で、ボランティアポイント制度をどのように構築していくのかということは、しっかりと議論をし、また策定委員会の中でも意見をいただきながら検討してまいりたいというふうに考えます。 ○議長(青木義勝君) 3回目の質問を受けます。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 元気なお年寄りが大分おられます。シルバーへ行かれたりいろんなことをしておられますけども、その人材を有効に活用して、費用がかからないで活用して今後の自分たちのそういう介護とか、そういう支援を受けるときに自分にポイントが返ってくるような考え方というのも一つやと思いますので、その辺も考えていただければと思います。今、言うて今すぐさまできるようなものではございませんので、時間がかかるとは思うんですけども、早く取り組んでいかないと、高齢化がどんどん進んできて間に合わないというふうなことにもなりかねませんので、よろしくお願いしたいと思います。答えは結構です。 ○議長(青木義勝君) それでは、質問第4番目に移ってください。 ○2番(谷 禎一君) 4番目の馬見北3丁目の調整池の整備のお話です。  これは、以前からお話をさせていただいてた内容にはなっておるんですけども、一度、町長が観覧席か何かをつくってやっていってはどうかというふうなお話が、ちょっと記憶定かじゃないんですけども、あったと思います。実際に、その後、毎年、毎年、1年の要は樹木の伐採ということを県へお願いするというだけで、毎年、毎年、それで終わっておった。これでずうっとこのままいくのかなというふうなことになってしまいますもので、真美ヶ丘の中の北側の玄関付近になりますんで、有効な利用というものをやっぱり県と協議をして考えていくのがいいんじゃないかというふうに思っております。  ただ、お答えの中では、今後は検討していく中で年の1回の草刈り等々で処理していくと、200本程度の木は一旦切りますよというお話はお聞きしました。町の計画事業とか、そういうふうなものを提案してですね、県と協力してやっていくまでの間、また同じような環境になって、近隣の住民の方に問題等々が起きないように、先んじて対処をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 答弁お願いします。  北橋事業部長! ○事業部長(北橋邦夫君) この調整池の件につきましては、以前から周辺の住民の方には御迷惑なりをおかけしているということは認識しております。あくまでも調整池ということで、この池をなくすことができないというのは議員も御承知のとおり、これは河川計画の中で、その規模というか、大きさを確保された調整池ということでございます。  町といたしましても、議員も御承知のように、その都度、年度当初から、何年度も前から、この池の管理ということで伐採、あるいは草刈り等々を年度当初に町と高田土木との会議の中で、要望事項の一つとしてお願いをしているというのが現状でございます。  その中で、今回、今年度中にあの調整池の中の200本を、この樹木を、綿毛の出る樹木でございますが、マルバヤナギというのを切っていくという回答も得ております。それを踏まえまして、200本というのはかなりの本数になりますので、町のほうとしても伐採された後、あの調整池がどんな状況というか状態になるのか、それも確認しながら今後の対応というのもまた要望していきたいというふうには思っておるんですが。  それと、あの池のですね、町長の答弁にありましたように、有用な施設というか、議員もおっしゃっているような付近の方に、毎年、御苦労というか御心配をかけないような、そういう施設なりを町のほうが計画して提案してはということでございますが、当然、県のほうもなかなかハード面で予算的なものもございますし、あの地域でどういったものができるのか、どういった形のものがいいのかというのも一度、内部というか町のほうでもちょっと研究をさせていただいて、その部分をまとめられれば県のほうに協議を重ねて、御協議をさせていただきたいと、そのように考えております。 ○議長(青木義勝君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 私、以前に調整池を、周囲がちょうど斜面になっているのでスタンドに使えるのではないか、底の面を例えばテニスとか、サッカーとか、そういったスポーツ広場にして地域の人に使っていただくという、そういう計画ができないものか、今、担当のほうに研究するように言っております。  東側の堰堤、それから北側の堰堤が道路面より相当高い位置にあるわけなんです。本当にあの高さの堰堤が調整池として必要なのかどうか、道路と水平にすれば、もっと広い場所を確保できて出入りがしやすい駐車場にも使えるとなれば、施設として活用できるんではないかというふうに思っております。  担当と話しする中で、池の中にあずまやもあって、水鳥を観察する施設の一つとして整備をされたものというふうに聞いておりますので、そこらとの整合性をとりながら、できれば県で整備をしていただいて、あとは維持管理は町がしますという条件ででもお願いできればなというふうに思いますので、また皆さんからも、こんな使い方があるというのを提案いただいて協議をできればと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目の質問です。  2番、谷君! ○2番(谷 禎一君) 町長から今のお話をいただきました。この件に関しては、北橋事業部長、それからあと植村企画部長、3月やったと思います。県の方も来ていただいて、今、町長が言われた町のほうで提案して、それで県のほうにお願いして、県のほうで要は整備をしていただいて、それで町のほうで管理するというふうな、今、町長のお考えを発表していただいたんですけど、同じことをそのときにお話ししてたと思うんです。同じことをしてたんです。3月にそういう話はあったんです。だけど、町のほうはその部分に関しての計画案を提示できないから県のほうは対処できないと、検討できないというふうに言ってるわけです。  だから、私がお話してるように、きちっとその辺の会議の中の話であるとか、そういうふうなものをコンピューターの中に置いて話しされたらどうなのかということをお話しさせてもらっております。これが、だから、今、12月ですよね。3月ですよね。だから9カ月間、とまったままということになってるということを御認識していただいてほしいと思います。 ○議長(青木義勝君) 植村企画部長! ○企画部長(植村敏郎君) この内容は、いろんな問題が絡んでおりまして、非常に難しい問題だと思っております。これは、内部でもう一回再度検討させていただきたいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、以上で、谷君の一般質問は終了いたしました。  暫時休憩します。     (P.M. 3:43休憩)     (P.M. 3:44再開) ○議長(青木義勝君) 休憩を解き、再開をいたします。  次に、4番、坂野君の発言を許します。  4番、坂野君! ○4番(坂野佳宏君) それでは、議席番号4番、坂野、質問させていただきます。  初めに、私の不注意によりまして、けがをしたことで各関係者の皆様には御心配をかけ、御迷惑をかけたことを謝るとともにですね、事務局の職員さんには、私のせいでかなりのお世話をいただきまして、この場をかりておわびいたします。  それでは、質問の朗読に入ります。  質問事項1、六道山おやす池の悪臭対策について。  おやす池は、分水も入らず、家庭の雑排水と雨水のみの流入であり、悪臭に対し周辺区民の方々より、「何とかしてほしい」と、何年も要望いただいております。隣接に町営住宅もあり、おやす池を公共用地として買収いただき、一体的な土地利用計画を検討いただけないか。  質問事項2、事業所からの廃棄物受け入れ停止について。  10月より、町内事業所からのごみの受け入れ停止を実施いたしましたが、効果のわかる時期はいつでありますか。原因が事業ごみでない場合は、再度、受け入れ再開は考えておられるのか。  ダイオキシンの残留原因は、燃焼不足が原因と考えられるが、施設のカスタマイズを検討されているのか。  3番目、健民グラウンド東側の道路について。  健民グラウンドから町営住宅の間の車道幅員が狭く、車との対向時、歩道縁石に接触する自損事故を耳にします。車側から見ると、歩道が車道を圧迫しているように感じます。本道路は、町公共施設へのアクセス道路であり、事故防止のため一方通行規制を考えてはどうか。  以上です。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 坂野議員さんには、演壇まで上がっていただいてありがとうございます。早く治していただきますようお願いを申し上げます。みんなも気をつけたいものだと思います。  坂野議員さんの御質問にお答えを申し上げます。  まず1番目、六道山おやす池の悪臭対策についてお尋ねをいただきました。  答弁でございますが、過去、夏場に悪臭がするとのことで相談を受け、現地確認をさせていただいております。その際、池管理者の改良区において池水を抜き悪臭対策をしておりますが、抜本的な対策はできていないのが現状です。  町では、池への悪水流入予防のため、公共下水道へ接続のお願いもさせていただいております。  坂野議員御提案のおやす池の公共用地としての利用検討ですが、六道山町営住宅を初め、平尾や疋相の各町営住宅も老朽化が激しい状態であり、将来を見据え、町営住宅の統合、戸数や建築場所等を研究していく必要があると考えており、御提案いただいたおやす池が地元土地改良区での活用も考えられていると思いますので、町とともに地域発展のために協議をさせていただきたいと存じます。  2番目の事業所からの廃棄物の受け入れ停止についての御質問でございます。  地元企業の皆様には、急な方針変更によりまして善後策対応に御苦労をおかけいたしました。しかしながら、各企業の皆様には、一般御家庭の処理を優先せざるを得ない次第につきましては深い御理解を賜り、産業廃棄物の搬入を停止されたところであります。御協力に感謝いたしますとともに、町としてできる支援はないかと模索し、順次御提案をすべく調査を継続いたしております。  御質問の影響判明の時期でございますが、相当の期間を置かなければ、混在する産業廃棄物の影響を確認できないと考えております。定期的に測定しながら、その結果に基づき、ダイオキシン対策を進めたいと考えておりますが、時間を要するものと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。  また、町の炭化施設では、稼働中には全く問題はありませんが、8時間稼働であるため、どうしても炭化炉を停止させなければなりません。その停止の過程で、当然、温度を低下させます。このことが、ある程度影響しているのではないかと推定しております。  システムの問題ではなく、稼働時間の影響が大きいと考えている次第で、排気を脱臭炉に導き処理をしておりますので、運転の工夫も必要と考え、対応しているところであります。あらゆる検証を経て、判断してまいりたいと存じます。  健民グラウンド東側の道路についての三つ目のお尋ねでございます。  御質問の道路は、長年、古寺町営住宅、広陵健民運動場及び広陵第1号運動公園等、公共施設利用のための町道として利用されております。  その後、奈良県が進められている広域的な自転車ネットワークの中の「せんとのみちルート」として整備されました。葛城川左岸の限られた堤防上での設置のため、既存の町道部分を削るような箇所もできていることも事実であります。  今後の予定としまして、現在進めております町道百済中央線バイパスが完了し、奥坪橋東詰に信号機の設置を要望の際には、御指摘の道路につきましては一方通行とするよう、警察からの指導があります。今後は、道路計画を踏まえて、関係機関との協議を進めていきたいと考えます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対して2回目の質問を、座ったままで結構です。  4番、坂野君! ○4番(坂野佳宏君) それでは、2回目の質問に入ります。  今回、悪臭という名前で質問いたしましたが、実質は、おやす池の有効利用、区のほうでも長年考えております。当然、土地改良区の今現在財産でもありますので、その辺も理事長さんなりとお話をさせていただいております。  いかんせん、回答にもありましたように、各上流部の家庭の方に下水の促進も区のほうからは働きかけてお願いしておるところでございますが、やっぱりいざなるとお金の問題とかで、なかなか接続できない状態であります。改良区としてもわかっておられますので、水も抜いて対応しておりますが、いかんせん県水の量も少なくて、におい自身は根本解決が区のレベルではできないという形になっております。  そこで、今回質問をさせていただいたんは、まず、あの池自身は改良区財産ではございますが、ため池としての用をなしていないというのが地元の考え方でございます。そのときに、区で例えば池の改良して埋め立てて売買、例えば、そういう形も考えることもできるんですが、いかんせん六道山区という小さい集落では、費用的な面、その辺も含めて、かなり無理があるということでございますので、今回、この質問の場をかりまして、隣にあります町営住宅の、先ほど回答では統合とかの意見もございますので、町の行政で、おやす池を町の公共用地としてまず考えた上で全体計画を地元へおろしていただければ、地元としても何でも反対じゃなしに、「よっしゃ何とか一緒に、ともに考えようか」という意気込みも出ますので、その辺を立案を、何かの公共事業の立案を考えていただけないかというのが趣旨でございますので、その辺、ちょっとよろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 北橋事業部長! ○事業部長(北橋邦夫君) 坂野議員の御質問ですが、おやす池の有効利用ということでございます。  町長の答弁にもありましたように、坂野議員も御承知のように、あの池が改良区の所有ということで、町のほうからですね、その池ありきのそこに町営住宅なり、その他の公共施設を建築するというのも、町の持ち物であればいいんですけども、なかなかその辺のお願いというのも、ちょっと意向等もそれなりに役員さんとか、その辺の方の事前の交渉じゃないんですけども、お考えなりを事前にちょっと伺うという程度しかないのかなと。そういうふうには思っております。  その分で、あとは現在の雑排水なりが、あの池に入って悪臭がするということでありますので、その辺につきましては、議員も答弁していただいたように、なかなか金銭的なもので公共下水に接続がかなわないということですけども、町のほうとしましても住環境をよくするということで、既に公共下水が整備されておりますんで、その辺の接続の促進ということで、そちらのほうも引き続き御協力をお願いしていきたいと、そのように思っております。 ○議長(青木義勝君) 中尾副町長! ○副町長(中尾 寛君) 少しつけ加えて申し上げますと、まず今現在、おやす池の周囲の環境をよくするのが第一の問題じゃないかなというふうに思っております。  今ある町営住宅そのものが、かなりの老朽化されて、何かぐらっときたら倒れそうな部分もありますし、疋相やほかの区域の部分も全く同じ状態ですので、そのおやす池を利用させていただけるならば、そういう場所で補修をさせて、例えば、モデル的な集合住宅みたいなものをつくって、そういう材料を、被災地の材料を使うとかというようなプランをいろいろ、町のほうからも積極的にプランをつくって地元へ持っていって話をするというのがいい方法じゃないかなというふうに思いますので、その辺のプランを一遍つくってみたいというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 4番、坂野君!  3回目の質問です。 ○4番(坂野佳宏君) 当然、きょうは提案ということでお願いでございますので、私としては、この提案に基づきまして、どういう補助金を取れるのか、どういう制度を持ってくれば財源として国から引っ張ってこれるのか、その財源からどういうもんをやっていただけたら、例えば、絵に描いた餅の提案は地元が受けたら恥ずかしい話なんで、皆、いざ役員さんが納得いただけるような御提案いただけましたら、私ともども汗をかいて進めていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 答弁はよろしいの、次へ移ってください。 ○4番(坂野佳宏君) 次に、事業所からの廃止につきましてです。  当然、廃止になったときに、クリーンセンターの窓口、私ら議員おのおのは、それなりの苦情を聞いております。その都度、理解してほしいということで逃げてはきてるんですが、当然、回答の中で、とにかく長期的に見やしていただきたい。これは、私自身は理解いたすんですが、ごみ対策会議の中でも出てた話なんですが、全て事業ごみが原因ではないかもわからないという話も出ておりました。その中で、最近、スーパーマーケットでラップしておる包装のラップが原因ではないかというある先生からの話もございました。  その辺も含めて、ダイオキシン対策につきましては、恐らくかなり頭を痛めて考えていただいとるとは思うんですが、事業者さんから言いますと、今は我慢するけど、実際、あと3年待ってダイオキシンの数値下がったとなれば別ですが、全く下がらなければ事業ごみじゃないじゃないかというのが必ず出てくると思います。  逆に、もっと事業者自身は、これ幸いに絶対受け入れそらへんねんと思うてはる方もございます。その辺を誤解受けないように、私も広報には載せないけませんので、その辺のもうちょっとかみ砕いた答弁を担当部長のほうからお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(青木義勝君) 答弁お願いします。  松本クリーンセンター所長! ○クリーンセンター所長(松本 仁君) それでは、坂野議員さんの御質問でございます。  現在、おっしゃるように、10月で地元の事業所さんの産業廃棄物関連のごみについては持ち込みを制限をさせていただいてございます。おかげをもちまして、順調に一般家庭のごみだけで、現在、処理を進めてございますけれども、私どもの施設には、どうしても30日程度以前の過去の9月までの可燃物がたまってございまして、これを全て処理をしなければ、実際に産業廃棄物がどの程度の影響があるかというところが見られないので、現在、努力しながら全てこの在庫分を片づけるように、できるだけの時間を、我々に許された業務の時間内で解決できるように、今、延長で職員に頑張ってもらっていただいておりますので、ある程度、年度内には在庫分は全て片づけられるようにということで努力は重ねてございます。  ただ、どうしても機械が7年半を過ぎまして古うございます。日本の車であれば15年ぐらいは問題はなく動きますけれども、私どもの施設は、どうしても7年半を過ぎまして、毎年、かなりの修理を重ねてございます。車であれば部品もすぐに整うわけでございますけれども、我々の施設は非常に特殊な部品を使ってございます。その関連で、どうしても修理に1週間、2週間、最大2カ月ぐらいかかることもございますので、できるだけ部品を早目に調達をして修理にはかかってございますけれども、年間、どうしても40日程度の停止を余儀なくされてございます。我々も御協力をお願いした以上、できるだけの注意を払って年度内には全て在庫を片づけて、一般家庭だけのごみを処理をして、その部分の測定値を暫時皆様方に御提示を申し上げたいというふうには考えてございます。  そうでないと、今の状況を幾らはかっても、過去の分がどうしても入ってございますので、当面、ちょっと時間はかかるというふうには考えてございます。その後、しばらくの期間、家庭ごみだけで測定をさせていただいて、皆様方に御提示を申し上げた上で、その後の対応を考えていきたいというふうに考えてございます。  また、おっしゃるラップの部分でございますけれども、おっしゃるように、非常に一時的には一定の企業さんは塩素を抑えるために非常に対応もとられて、ダイオキシンのことも配慮はされたんですけれども、最近、ダイオキシンの問題が非常にクローズアップされることが低くなりましたので、各ラップメーカーさんは塩素の関係を非常に緩やかにされているようでございます。  我々も、できればラップを一般家庭にも周知をして、本来は容器包装に入れたいんですけども、我々公としては、これを容器包装とは言えないんです。これはあくまでラップは食品を包むもんなんですけれども、あくまで容器の包装ではないので、我々としては公にはこれをお願いすることはできないんですけれども、やはりラップも、今後はどうしても数値が下がらなければ、この部分についての御協力をお願いするという方向で進めたいとは考えてございます。
     とにかく、ダイオキシンの数値を3以下にするということが、我々のまずの目的ということで、先ほど町長の回答にもありましたように、可燃する、炭化をするごみだけではなくて、排気をきれいにするときの対処の方法も工夫を凝らしてまして、できるだけ数値の影響が少ないような排気の浄化の仕方をするということで、この辺も現在3カ月以上の努力を続けて、いろんな方策を、この施設をつくりました栗本鐵工にも協力をいただいて、いろいろと方策を試行錯誤をしておるということでございます。  この点につきましても、成果が出ました段階で皆様方にも御提示をさせていただく、そういうふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目。  4番、坂野君! ○4番(坂野佳宏君) 一応、今の説明で、一旦時間かかるいうのは私自身は理解いたしました。その辺、速やかにやっていただきまして、最終、完全な数値の測定、進めていただけたら結構かなと思います。  あと、最終的にいただいた施設関係の分につきましては、1点だけ。8時間稼働であるためいうことは、本来もしも24時間稼働があったら全然安全というふうに考えていいんですか、それだけで結構です。 ○議長(青木義勝君) 答弁  松本クリーンセンター所長! ○クリーンセンター所長(松本 仁君) これもあくまで推定にはなりますけれども、ほかの焼却施設におきましては、24時間稼働で実施をすれば、当然、低いというふうには考えてございまして、我々の炭化施設でも、目指したんは24時間稼働でされておりまして、それほどの数値は上がらないこともあるということで、24時間やれれば、それは可能かなというふうに職員間での協議では、そういうふうに考えてございます。  ただ、これは実証できたわけではないので、私の段階でも明言できることではないんですけれども、あくまで施設をつくりましたメーカー及び職員の経験で協議をいたしました結果では、24時間稼働であれば、このような高い数値は上がらないというふうに推定してございます。  以上でございます。 ○議長(青木義勝君) よろしいですか。坂野君、次の質問に移ってください。 ○4番(坂野佳宏君) 3番目、これにつきましては、全体計画を見ながら、警察の指導も含めてやるということで書いていただいてますねんけど、同じような道路が公民館から笠へ抜ける中学生の通学路がございます。これも当然、歩行者優先ということで歩道を設置いただきましたけど、基本的に、あこも対向できないんです、実際ね。そういう道路が広陵町については、歩行者優先で歩道をまず優先でつけたという過去の段階で、やっぱり交通規制と実態がそぐわない路線も多々あるような気がいたします。その辺も今後踏まえて、あえて歩道をつくったんですから、車のほうは1周回っても時間的にはしんどくないし、問題ないんで、その辺は生活利便者との調整は要りますが、今後、その辺も検討の上で町内全体の中で考えていただきたいというのが御要望でございます。 ○議長(青木義勝君) 北橋事業部長! ○事業部長(北橋邦夫君) ただいまの御質問ですが、先ほどの谷議員の質問をいただいた部分の中で、今現在、真美ヶ丘の幹線道路等も自歩道のその辺の検討ということで調査をさせていただいております。自転車が歩道を通るのがいいのか、それとも、いや車道という部分もございます。その辺も含めまして、町内全域ですね、今現在、通学路の安全ということでラインを引かせていただいて、緑のカラー舗装ですかね、カラーの色塗りもさせていただいております。その部分で、児童の安全確保という面で、町のほうといたしましても、全域、十分なところまで行き届いておりませんが、年次計画をもって、できる部分から施工をさせていただくということで、今回、御質問いただいた部分につきましても、一方通行という御提案をいただいておりますが、その辺、関係機関とも今後また協議を重ねていただいて、安全な通行ができるようにということで考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) 4番、坂野君! ○4番(坂野佳宏君) 最後に、私の意見だけ述べて終わりたいと思います。  私自身は、公共施設なり、そういう生活感のないアクセス道路につきましての意見でございまして、生活がどんどん、おられる真美ヶ丘の世界は、また緑も大事ですし、なかなかイコールにはなりませんので、ある施設のためのアクセス道路については、当然、イベントが終わると混雑いたしますが、その一瞬でございますので、そういうスムーズに利用できますように考えていただけたらなという要望でございますので、その辺は取り違えやんと、私は私でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは、以上で、坂野君の一般質問は終了いたしました。  それでは、続きまして吉村さんの発言を許します。  3番、吉村さん! ○3番(吉村眞弓美君) 議席番号3番、吉村眞弓美です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問を2点させていただきます。  まず1点目ですが、インフルエンザの予防接種の助成についてお伺いをいたします。  風邪やインフルエンザが流行する季節となりました。首都圏や東北などの自治体では、相次いでインフルエンザの流行期に入ったと発表をいたしました。全国的に例年より早く、12月中にピークを迎える可能性があると言われております。  国立感染症研究所によると、ことし検出されたウイルスのほとんどがA香港型。高齢者や子供が重症化することが多く、ワクチンも効きにくいそうです。専門家は、予防策の徹底を呼びかけております。  インフルエンザは、高熱や筋肉痛、関節痛といった全身症状が重くあらわれ、感染力が強く、一旦流行が始まってしまうと、感染を避けるのが難しくなります。特に、免疫力が弱い子供や高齢者などには感染しやすく、他の臓器への合併症により、最悪の場合、命にかかわり、後遺症を負ったりすることになりかねません。  そのため、予防策として予防接種を受けることを勧められています。予防接種には、定期予防接種と任意予防接種があります。定期予防接種には、BCG、ポリオ、3種混合、はしか、風疹などがあります。以前、インフルエンザは法定接種として小学校では集団接種が行われていましたが、平成6年から任意接種に変わりました。  その理由として、インフルエンザは集団ではなく個人で予防するという考え方が主流になったことが挙げられます。平成11年の日本小児科学会では、1歳から6歳未満の幼児について、インフルエンザによる合併症のリスクを鑑み、有効率が20%から30%であることから、法定予防接種ではなく任意の接種として考えるのが適切な方法であるとの見解を示しました。  平成13年には、予防接種法の改正がされました。そして、高齢社会を迎え老人施設内においてインフルエンザの流行などにより、特に高齢者につきましては、インフルエンザにかかった場合に肺炎を併発するといったことで重症化し、あるいは死亡に至るといった事例が社会問題化したことから、高齢者に対して予防接種の効果に対する研究が国で進められてまいりました。  そして、予防接種は有効、安全であることが報告されました。そして、65歳の方を対象に法定予防接種に加えられ、一部公費負担制度が導入されることになりました。しかし、乳幼児においては、感染をして重症化する報告が多いにもかかわらず、任意接種のままであります。免疫がないことから、毎年受けなければなりません。13歳以下は、2回接種が必要となります。インフルエンザ予防接種を受ける費用として、医療機関によってばらつきがありますが、6,000円から7,000円ほど2回でかかってしまいます。子供が2人、3人となりますと大変高額になります。また、受験シーズンとインフルエンザの流行期間が重なっていることからも、受験生を抱える保護者にとっては、家族全員が予防接種を受けなければならないこともあって、子育て中の家庭においては非常に大きな負担となっています。  そういった意味において、子育て支援策としても、乳幼児を初め義務教育期間の子供たちまでインフルエンザ予防接種費用の助成の導入を要望いたします。  2点目に移ります。  生徒が何でも相談できる電話相談先を生徒手帳に記載できないかについて、お伺いをいたします。  いじめや体罰、不登校など、お子さんの悩みは尽きません。先般も、総務文教委員会と教育委員会とで懇談会が開かれたわけですが、そのときにもいじめについては随分と御意見が出ておりました。できれば、保護者の方や担任の先生、特別支援の先生など、支援をしてくださる身近な大人に相談ができれば一番いいわけですが、どうしても個人情報とか近過ぎて言えないなど、事情はさまざまあるようで、実際には自力で解決をしようとしたり、いじめなどでは仕返しを恐れることも多いようで、相談までには至らないケースも多いようでございます。  現在、中学校においても折に触れてお知らせをしていただいていることは存じ上げておりますが、お子様を抱えておられるお母様方に、学校から出ております書面を直接見せていただこうと思ってお伺いをしたところ、返ってきた答えには、確かSOSと書かれたものを見たようにも思うけれども、どこにいったかわからないといったことで、現物を見ることはできませんでした。次のお母さんに当たりましたところ、その文章の題号を見ただけで、自分のところの子供には関係ないって思ったから読んでない、どこにいったかわからないという返事でした。現実には、これが現実なんだなとつくづく思いました。  そういった意味では、やはり知らない間に紛失してしまうものではなく、生徒手帳の中の最終ページでもいいと思いますけれども、悩んだときには気軽に電話相談ができる場所があるんだよということを知っていただければ、助かる生徒もたくさん出てくると思います。  心身、家庭、学校、不登校、いじめ、友人関係、暴力等、自殺に起因する相談窓口の電話番号を生徒手帳に記載していただきたい。多くの予算を確保するということでもありませんので、ぜひスピード感を持って、広陵町の教育委員会においてお考えいただければと考えますが、いかがでしょうか。  以上、2点です。  よろしくお願いいたします。 ○議長(青木義勝君) それでは、ただいまの質問に対しまして答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) それでは、吉村議員さんの御質問にお答えをいたします。  1番目、インフルエンザの予防接種の助成についての御意見でございます。  答弁でございますが、インフルエンザは毎年流行し、学校や幼稚園、保育園では学級閉鎖、学年閉鎖などの対応が求められる時期があります。御家庭では、手洗い・うがいの励行、体調管理に気をつけるとともに、予防と重症化を防ぐために予防接種を受ける方もおられます。接種費用は、多少の違いはありますが、1人1回2,500円から3,500円ぐらいで、小学生以下は2回の接種が必要となります。  議員お尋ねのインフルエンザ予防接種の助成については、実施している他府県の状況や、県内では川西町の助成方法等を調査研究を進め、対象年齢や助成の回数、金額などについて検討する必要はありますが、子供たちが健やかに成長することができる子育て支援策の一つとして、今すべきことは何か、限りある財源を有効活用するためには、どのようなことが必要なのか協議検討を行い、優先順位をつけて実施をすることが必要と考えます。  広陵町の大きな特性である子ども医療費助成制度は、体調の悪いときは早く治療していただき、重症化を防ぐことで安心して快適に生活できるとともに、経済的負担も軽減することができます。ただし、町の医療費は年々増加しており、財政は大変厳しいのが現状でございます。  そのことを踏まえ、今後、子ども・子育て会議において、必要とする手だてや支援、助成などについてさまざまな御意見をいただき、十分な検討をして、総合的な支援策を考えてまいりたいと思います。  2番目は、教育長がお答えを申し上げます。  私は、以上でございます。 ○議長(青木義勝君) それでは、松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 吉村議員の質問事項2番、生徒が何でも相談できる電話相談先を生徒手帳に記載できないのかとの御質問に対して、答弁といたしまして、今年度、町内各小・中学校において「いじめ防止基本方針」を策定するとともに、いじめ防止のための体制を組織し、いじめ根絶に向けて取り組んでいるところであります。また、アンケートの実施による実態把握と結果を踏まえての相談・指導に取り組んでいます。教育委員会事務局の臨床心理士が、中学校の養護教諭等と連絡を密にとりながら、悩みの相談にも応じているところであります。  生徒が何でも相談できる電話相談先につきましては、「ひとりでなやまないで」というタイトルの「24時間いじめ相談ダイヤル」の名刺サイズのカードを、奈良県教育委員会から、毎年6月当初、県内小・中学校及び県立高等学校の1年生全員に配布されており、気軽に電話相談ができるようになっております。  また、「メール相談窓口『悩みならメール』」の名刺サイズのカードを県内中学生・高校生全員に配布されており、パソコンや携帯からメールで相談できるようにもなっております。  さらに、奈良県教育委員会から、不登校やいじめ、子育てや家庭生活での悩みを相談する「電話教育相談」のチラシが各学校に配布されており、保護者等から学校に相談があったときに紹介するようにもなっております。  議員御提案の生徒手帳に電話番号を記載することにつきましては、中学生に限られますが、広陵中学校におきましては、来年度入学の生徒に対する手帳につきましては、現時点では、電話番号の記載は可能であることを確認しております。また、真美ヶ丘中学校におきましては生徒手帳を作成しておりませんので、今後、作成するように進めさせていただきます。なお、それまでの間は、別の方法での対応を考えてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(青木義勝君) それでは、問い1に対しまして2回目の質問を受けます。  3番、吉村さん! ○3番(吉村眞弓美君) 御答弁、ありがとうございました。  インフルエンザの2回目の質問に移らせていただきます。  広陵町のホームページには、インフルエンザについてこのように記載されています。インフルエンザは、風邪とは別の病気で、症状や感染力も強く、時に重症化して命にかかわることもある感染症です。特に、以下の方は重症化したり合併症を併発する危険が高くなるため、より注意が必要です。まず、子供、高齢者、妊婦、慢性疾患を持っている方、予防方法は二つ。1、予防接種を受ける、2、ウイルスを体内に入れない。  このホームページを読む限り、乳幼児等について保健管理を保つためにも、インフルエンザの予防接種の重要性については十分認識していただいていると思います。奈良県においては、対象年齢、助成金額などは、かなりばらつきがありますが、川西町や吉野町などで実施をされています。乳幼児は、抵抗力が弱く、インフルエンザがこじれると、肺炎だけでなく、脳炎・脳症という合併症になる危険があります。子育て支援としても、インフルエンザの予防接種の助成をぜひ実現をしていただきたい。高齢者以外のインフルエンザの予防接種の助成がないのは、Ⅱ類疾病に分類されているとはいえ、不公平ではないかとも考えます。いかがでしょうか。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  宮田福祉部長! ○福祉部長(宮田 宏君) 新しい御提案をいただき、ありがとうございます。  インフルエンザにつきましては、ただいま町長申し上げましたように、今後、いろいろな子育て支援事業が、また町としての各種事業が計画されている中で、限りある財源を有効的に、また子供もインフルエンザが有効ではないということで御理解をいただきたいと思いますが、効果的に使用していくということが求められているということで御了解をいただきたいと思います。  ただ、簡単に試算をいたしました。議員お申し出の義務教育までの部分の分で試算をいたします。ただ、これは2回7,000円ということで、人数を5,326人、これ12月1日現在のゼロ歳から14歳の方の人数でございますが、この5,326人に2回で7,000円ということを単純に掛け合わせますと、3,700万余りの費用が必要となります。これは、到底ちょっと難しい話かなというふうに考えます。  そこで、次の方法としては、他市町村で実施されているように、回数、または1回当たりの単価助成額を限定させていただくというような方法もあるかと思います。これについては、今後検討をさせていただいて、議員おっしゃるように、重症化することも当然あるわけですから、それに対しての検討をさせていただくということも考えていきたいというふうに思います。 ○議長(青木義勝君) 3回目の質問。  3番、吉村さん! ○3番(吉村眞弓美君) ぜひ、前向きな検討をよろしくお願いします。  では、2点目の生徒手帳のほうの質問の2回目に移りたいと思います。  御答弁いただいた部分で、ほとんどは納得しておるわけでございますけれども、例としてね、ここにも書かれておりましたけれども、例えば先進地って言ったらおかしいんですけれども、長野県のほうなんかは、県の教育委員会から通知が25年の8月1日付で文書で「生徒手帳への記載についてのお願い」ということで、県内の教育委員会に通知が出たりしているみたいで、幾つかの中学校で取り組んでいただいておりますので、長野県なんかは結構進んでおるのではないかなというふうに思います。  そして、例えば命の生徒手帳プロジェクトというのがありまして、いじめ防止宣言や相談機関の連絡先、また悩みなどの記録欄をシールにして配布できるように、生徒手帳に張りつけるようにできるような、そういうプロジェクトもありますので、その辺の部分も検討していただきまして、生徒手帳のない真美ヶ丘のほうも気になりますけれども、早急につくっていただけたらつくっていただいて、そのような事業を進めていただけたらなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(青木義勝君) 答弁。  松井教育長! ○教育長(松井宏之君) 今、御指摘いただきました長野県の分についても、ちょっと先進地ということで調べさせていただきたいと思います。  それと、先ほど答弁でも申し上げました生徒手帳への関係でございます。見本をここで持っておりますが、こういう部分ですので、これについては必ず生徒手帳に一緒につけるということと、それから真美ヶ丘中学校のほう、生徒手帳が今現在ございませんので、その部分も早急につくるような手配をさせていただきますので、その辺につきましては今後万全の体制で取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(青木義勝君) それでは、3回目の質問どうぞ。  3番、吉村さん! ○3番(吉村眞弓美君) 今、見本に見せていただいた分ももちろんありがたい部分だと思っています。しかしながら、なくすという懸念がございますので、生徒手帳は誰でも携帯してなくすことは、一旦受け取ったらほぼないのではないかと思いますので、そちらのほうに直接印刷していただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。答弁結構です。  以上で、結構です。 ○議長(青木義勝君) それでは、以上で、3番、吉村さんの一般質問は終了いたしました。  お諮りをします。  本日の会議はこれで延会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。           (「異議なし」の声あり) ○議長(青木義勝君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれで延会とすることに決定をいたしました。  なお、本日行われなかった一般質問につきましては、12月15日、午前10時からの本会議において引き続き行います。  本日はこれにて延会といたします。     (P.M. 4:34延会)...